ヨーロッパ言語学科ドイツ語専攻(2018年以前入学者)
ドイツ語を通じて新しい世界の扉を開こう

ドイツ語は、EU圏で最も多く母語とされている言語です。芸術・学問の国、世界第四位の経済大国、そして環境・スポーツ(サッカー!)先進国の言語として、ドイツ語の重要性は高まるばかりです。またドイツ語圏は、ドイツ連邦共和国のほか、オーストリア、スイスなど、ヨーロッパ中央部の広大な地域を含む、多彩で魅力的な文化圏です。
ドイツ語専攻は、ドイツ政府の文化機関Goethe-Institutの検定試験実施機関(Prüfungszentrum)で、「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)」に準拠したドイツ語教育を、ネイティブ教員と日本人教員が共同して行っています。一年次にはドイツ語力を固め、ドイツ語圏の全般的な理解をめざします。そして二年次からは、言語以外にも歴史、社会、文化、思想などを深く学びますが、交流協定のあるケルン、ライプツィヒ、パッサウ、グライフスヴァルトを中心に、ドイツ語圏の諸大学への留学も可能になります。
カリキュラムマップ

ドイツ語圏についての幅広い学びを通し
身につけた語学力を海外での仕事に活かしたい

海外を舞台に仕事をしたいという夢と、ドイツの歴史や自動車産業に関心があったことからドイツ語専攻を選びました。印象深いのは3年次のドイツへの長期留学。教員の方から「語学は自転車と一緒。最初は転倒して当然」と助言され、間違いを恐れず話しはじめたところ、会話力はどんどん上達し、留学先の聞き取りテストでほぼ満点を獲得するほどになりました。語学に関する知識だけでなく、ドイツ語圏の歴史や文化、思想などを幅広く学べたことも、コミュニケーション能力の向上につながったと感じています。
留学先の夏期講習で一緒に学んだ
クラスメートとのスナップ写真
ドイツ語学科4年次(現 ヨーロッパ言語学科 ドイツ語専攻)
渡辺 恵太さん
※掲載内容は取材当時のものです。
ドイツ語 留学海外実習
2017年度 実施校
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フライブルク大学(Albert-Ludwigs-Universität Freiburg, Sprachlehrinstitut)
フライブルク市は、バーデン=ヴュルテンベルク州にある美しい街で、環境保護で先進的な取り組みをしていることでも有名。近くには、黒い森(Schwarzwald)が広がる。
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ライプチヒ大学(Universität Leipzig, Herder-Institut)
ライプチヒ市は、バッハ、メンデルスゾーン、ゲーテ、シラーなどの音楽家や文豪を生み出した文化の都であり、東西ドイツ統一のきっかけとなった市民デモ発祥の地でもある。また、ライプチヒ大学は森鴎外が留学して学んだ大学であり、滝廉太郎は文部省外国留学生としてメンデルスゾーンが設立したライプチヒ音楽院に留学した。