令和2年度 秋学期 公開授業&ワークショップ 実施報告

実施日時・場所・参加人数

    公開授業
    今年度の重点テーマである「ICTを有効活用できる教員の育成」に関して、遠隔授業とその後の授業展開の観点から様々な知見を得ることが期待して、2020年10月28日(水)zoom(オンラインにて)ラボレット准教授によるWorld Englishesの授業からPidgins and creoles: Hawaiian Creole Englishの公開授業を実施した。参加人数は35名であった。 本授業はオンデマンド型の授業形式で、学生は一週間以内であればいつでもアクセス可能で、オンライン上で課題や宿題をこなすことができる。はじめにハワイにおけるピジン語とクレオール語についての説明が動画で視聴でき、その後、その内容が理解できているかどうかを様々なクイズ形式で確認できる内容となっている。質問はMoodleで受け付け、学生へのきめ細かい対応が可能になっている。オンデマンド形式の授業としては理想的な授業展開を行っており、春学期の学習成果実感調査でもほぼすべての設問で高評価を得ていた。 

ワークショップでの意見交換内容

ワークショップではzoomのブレイクアウトルームを使って、6グループに分けて授業の利点と問題点、自分の授業ではどのような授業を行ったか、コロナ渦が終わった後の授業のデジタル化などについて話し合った。ICTを使い新たなチャレンジを行った教員がいる一方で、使用に不慣れで十分な対応ができなかった教員もいたようだ。
意見としては、「動画の編集は非常に時間がかかるが、作ってしまえば何度でも使用できる。」「教員同士のコミュニケーションが取れなく大変だった。」「対面になっても作成した動画は有効活用できる。」「対面、オンラインともに学生とのコミュニケーションが大切。」「ITの技術がなく、新たなチャレンジができなかった。」「ハイブリッド型の講義は非常に難しい。」「語学の授業では映像、音声のある動画は有効だが、講義型の授業ではどうか。」「1回の動画が短いのがよかった。」「動画の編集ソフトは何を使っているのか。」「オンライン授業での満足度が高い傾向にあるらしい。」など、様々な意見が共有された。
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