令和元年度 春学期 公開授業&ワークショップ 実施報告

実施日時・場所・参加人数

  1. 公開授業:6月13日(木):英語圏文化論Ⅰ(ギリス フルタカ アマンダ ジョアン 教授)
    11名の教員およびオブザーバーとして事務職員1名が参加
  2. ワークショップ: 令和元年6月19日(水)15:00~16:30
    参加教員数32名

ワークショップでの意見交換内容

前半は、公開授業を担当したギリス教授が、科目の概要についてスライドを使いながら解説した。後半は、質疑応答だけでなく、公開授業から浮かび上がってきた問題点である「事前・事後学習のあり方、特に授業外における学習時間」についてグループ・ディスカッションをした後、全体で意見交換を行った。
今年度の公開授業の「英語圏文化論Ⅰ」は、2014年に始まって以来、ギリス教授が工夫を積み重ねてきたもので、内容言語統合型学習(CLIL)および反転授業(Flipped class)の興味深い一例である。それについて外国語学部教授会構成員の約7割が知識を共有し、議論を深められたことは、今年度の重点テーマの一つである「異文化間コミュニケーション能力を育むための複言語統合型学習のより効果的な実践」を推進していく上で、非常に意義深いものであった。
ワークショップのグループ・ディスカッションで特に注目したのは「事前・事後学習のあり方」で、「どれくらいの時間の事前・事後学習が望ましいか」、「どうすれば事前・事後学習の時間を確保できるか」などについて活発に意見が交わされた。英語および英語以外の言語の、ネイティブおよび非ネイティブの教員の、授業改善に対する強い熱意が感じられたワークショップであった。

その他

FD研修会:複言語主義に基づく新カリキュラムにおける中心的科目「英語で学ぶ〇〇の社会・文化」の開講に向けて

2019年8月28日(水)教授会終了後(14:30~)S102会議室

外国語学部は2019年度から複言語主義を旗印とする新カリキュラムをスタートさせた。その最も特徴的な新科目「英語で学ぶ〇〇の社会」「英語で学ぶ〇〇の文化」は、2年次生を対象としており、2020年度から開講されることになる。それに向けて専任教員が中心となって授業設計を進める中で、このFD研修会では複言語主義の理念や方法論を改めて確認した。具体的には、2019年2月27日に外国語学部が行った教育シンポジウム「新たな外国語教育をめざして——複言語主義、アクティブラーニング、CLIL」の特別講演の一つ、京都大学の西山教行教授による「外国語教育の刷新に向けた複言語主義」の映像を見た。機材の不具合のため中断し、映像の残りの部分はオンラインで個別に見ることとなった。

PAGE TOP