平成27年度学部授業・カリキュラム改善に向けた
「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

（1）テーマ

アクティブ・ラーニングの促進

（2）目的

現在、大学教育は大きな転換期を迎えており、従来のように教員から受講生に向けて一方的に知識を伝授するのではなく、学生が自ら主体的に学び、教員はそのためのファシリテーターとしての役割を果たすアクティブ・ラーニング型授業が求められている。現在、建設中の新2号館は正にそのための環境を整えている。それを有効活用するための準備を進めることが緊急の課題である。
なお、上述の通り、アクティブ・ラーニングが喫緊の課題なので、これを最優先にして取り組むが、「１．これまでの課題」の各項目についても、アクティブ・ラーニングとの関連を念頭に置きつつ並行して進めたい。

（3）期待する効果

以下の2項目である。

新2号館に設置されるアクティブ・ラーニング型教室を十分に使いこなせるように全教員の教育力を高める。
今後、アクティブ・ラーニング型授業の考え方とスキルを学部全体で共有しつつ授業改善の環境を醸成していくことによって、学生たちの学びが主体的になり、シラバスの活用や事前事後学習の自発的な取り組みなど、学生の積極的な学びの姿勢にも繋がる。

学部授業・カリキュラム改善に向けた中間報告（春学期の集計結果を踏まえ、学部長が作成）

学部全体の科目を大まかに分類して、比較を行ったところ、内容面に関する評価（Q4～Q8）について、一貫して、基礎演習＜必修語学2年＜必修語学1年＜特別英語＜演習という順番になった。また、自由記述を「テキスト・マイニング」により分析したところ、「授業の良し悪し」には、「授業の分かりやすさ・分かりにくさ」が要因として大きいことが分かった。さらに、授業の評価を高めると推測される要因を幾つか摘出した。なお、「グループ・ワーク」は高い評価を得る一方で、時に運営が難しいこともあるようである。