令和2年度 秋学期 公開授業&ワークショップ 実施報告
実施日時・場所・参加人数
- 「公開授業」:
10月23日(金)歴史文化演習IB(梶原洋一助教)3限、参加教員3名、学生10名 - 「ワークショップ」:
10月23日 (金) 15:00-16:00 参加教員3名
ワークショップでの意見交換内容
秋学期10月23日の段階では対面で実施される授業は限定的であり、その影響もあって参加教員数は少なかったものの、ゼミ(特に3年次ゼミ)における文献に基づく発表と議論というテーマを中心に、授業の進め方、授業内容、授業改善方法について有意義な意見交換が行われた。特に今回のゼミはオンラインで参加する学生もあり、ハイブリッド形式で行う際の問題点や工夫についての情報共有も成された。主な内容は以下の通りである。
- 教科書として指定された書籍の第2章〜第4章を担当学生が発表するという形式ですすめられたが、学生は手ごたえのある分量・内容の資料を読み込み、PPTなどのツールに頼らず、テキストによるレジュメを丁寧に作成していた。
- 時間配分などが偏るケースも見られたが、内容だけでなく、レジュメの作成法や多くの情報から何を選び出すかといった点も互いに学びあう工夫がなされていた。
- 発表担当だけでなく、質問担当も事前に決めることで発表者以外も資料を読み込む必要があるように工夫されていた。
- 今回は内容の把握が中心であったが、テキストそのものへの批判的な読みの可能性についての質問が出された。
- ハイブリッド授業のため、Teamsによる画面共有を利用し、教室内での発表や質問の声がオンラインの学生に十分に届いているかの確認を行い、随時、声をかけたり、意見を求めたりするなどの工夫がなされていた。
- 春学期のオンライン授業期間に醸成された、ゼミメンバー間の信頼関係、テーマ(百年戦争)への共通理解、プレゼン準備と発表方法、質疑応答のマナー等、半年間の成果が見て取れた。オンライン授業、ハイブリッド授業、対面授業、という各形式への対応(教員・学生)について、今後の課題を共有した。