令和元年度 秋学期 公開授業&ワークショップ 実施報告
実施日時・場所・参加人数
- 「公開授業」:令和元年10月15日(火)文学・芸術文化演習ⅡB(中西 佳世子 教授)3限 参加教員5名、学生12名
- 「ワークショップ」:令和元年10月15日(火)18:20~19:30、参加教員5名
ワークショップでの意見交換内容
参加者数は5名と少なかったものの、ゼミ形式の授業(特に4年次のゼミ)の進め方・授業内容・授業の改善方法等について、活発な議論が交わされた。主な意見・質問は以下の通りである。
- 全体的な授業運営や学生からの意見のとりまとめ・総括が見事であった。
- ディスカッション時に、学生から積極的に意見が出ていたが、これは発表者が最初の質問者を指名し、その質問者が次の質問者を指名するという方法が功を奏しているということであろう。
- 学生からの発表や質問に対して、教員が適切かつ丁寧にフォローしている。
- 上記の質問者の指名方法に関して、学生が次に指名する相手を誰にするか考えた上で選んでいる、また質問の仕方・質問のあり方自体も学んでいるように見えたが実際はどうなのか?
【回答】教員が指名しないという点が重要、質問のつなぎ方も学生間で学びあっている。学生には普段から「何かを指摘することは相手を責めることではない」と指導している。 - 卒業論文のテーマ選びはどのようにさせているのか?
【回答】春学期に書評大賞に応募させ、2,000字程度の文章を書かせる。その後教員との相談・促しを経て、就活開始前に「はじめに」を書かせ、卒業研究を行うにあたっての意識を高めてもらう。これは就活にも有効。 - 文学理論・批評理論に関して事前のインプットはあるのか?
【回答】2年次の段階で文学理論を教授し、3年次の春学期にも文学理論について学ぶ。特に、ストーリー、プロット、視点、アイロニーなどの文学技法についてフォーカスするようにしている。