令和4年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

「学習成果実感調査」についての分析結果

文化学部では、1年〜4年生の演習科目を調査対象としている。まず、設問1(授業参加の程度)については、15回中12回以上参加した学生の割合は、91%となっており、過去2年間の結果と比べても若干低い出席率であった(令和3年96%, 令和2年92%)。
設問2-1(履修するにあたってシラバスを確認したか)については令和3年度(92%)・令和2年度 (89%)を上回る94%の学生が「確認した」と回答した。かつ、設問2−2(シラバスに記載された準備学習等の指示を参考に学習を進めた)についても、昨年度(72%)を上回る77%の学生が「そう思う」「どちらかとそう思う」と回答し、授業参加の意欲の高さが窺われる。一方、設問3(一回の授業あたりの準備学習等の平均時間)では、平均して2時間以上行っている学生の割合が25%であり、昨年度(34%)と比べ減少した。
学部独自の設問である設問5(グループワークの意義の実感)では、84%の学生が、設問7(調査研究やフィールドワーク学習の面白さの実感)では86%の学生が「強くそう思う」「そう思う」と回答したことから、アクティブラーニング型の学びを実感したことがわかる(昨年度は設問5は83%, 設問7は89%)。また、93%の学生が文化に対する興味・理解が深まったと回答している。このように、多くの学生が演習科目に前向きに関わっていることがわかる。一方で、読書習慣についてはまだ改善の余地がある。例えば、設問8(本・文献を読むことの大切さの実感)では82%が「強くそう思う」と「そう思う」と答えているのに対し、 設問9(読書習慣)においては、読書の習慣化ができていると回答した学生は55%だった。学部独自の取り組みである「むすびわざブックマラソン」プロジェクトと連携し、読むことへの習慣づけをさらに推進していくことが期待される。設問10(総合的に見てこの科目に満足しているか)では、94%の学生が「強くそう思う(53%)」「そう思う(41%)」と答えた。このことからも、学生は演習科目での学びを好意的に捉えていることがわかる。

「学部独自のFD活動」についての成果報告

その他研修会等
【FD研修会】
日時:5月18日(水)15:00
内容:「実践的FDプログラム」オンデマンド講義「大学の授業の設計」
目的:カリキュラムマップやアセスメントプラン等の令和5年度完成に向けた学部内における学部教育・教育課程の議論の端緒とすることを目的に実施した。
 
秋学期予定

日時:10月13日(木)3限目
場所:11406教室 
科目名:国際文化演習ⅠB
担当教員:藤高 和輝先生
ゼミの内容:普段主に行っているグループワーク形式の授業になります。藤高ゼミでは、ジェンダーやセクシュアリティをテーマにしています。性に関する「当たり前」を批判的に読み解くために、基礎的な文献を読むことを主に行っています。公開授業では、「結婚」や「恋愛」をテーマとした文献を取り扱い、グループワーク形式で議論する予定です。
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