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- Vol.51 はじめの一歩。 どんなチカラがつけられる?
- グループワークなどを通じて一人ひとりの 気付き を促す。
- 大学で学ぶ意味を見つけることが、大学生活を充実させます。その観点から「自己発見と大学生活」の授業では、「大学生活をどのように過ごせばいいのか?」「自分は将来何をしたいのか?」といったことについて、受講生同士や担当教員と一緒に考えていきます。さまざまなグループワークやディスカッションを通じて、一人ひとりの 気付き を促し、その中で将来に向けての一歩を踏み出すきっかけを見つけてください。
1年次の春学期に他学部の新入生と一緒に受講できるのが大きな魅力。知らない者同士が新たな人間関係をどのように築いていくのかを体験し、グループワークなどを通じて、さまざまな考え、価値観に触れ合います。
「自己発見と大学生活」の内容・受講生数の拡充のほか、今年度から新たなキャリア形成支援科目がスタート。その中のいくつかを紹介します。
- 京都市教育委員会をはじめ、企業などへのフィールドワークを通じて、社会の実際を体感。積極的に外に出かけ、職業キャリアの一歩目を踏み出します。
- 中堅・中小企業の若手社員とともに、企業の研修プログラムに参加。社会人とともに課題に取り組むことで、社会人の考え方、取り組み方などへの理解を深めます。
- 3年次の夏休みに、株式会社学情でのインターンシップに参加。全10日間の日程で、営業の方のアシスタントとして近畿圏の企業を回ったほか、自社の就職情報サイトで使うコンテンツの企画などに取り組みました。訪問先ではさまざまな業界の人事担当の方のナマの声を聞くことができ、「求められる人材像」などは直接的に私の就職活動に生かされています。高校生のときは鉄道会社を志望していましたが、インターンシップ参加やクラブの先輩、先生など大学生活で多くの人と出会い、興味の幅も広がりました。今は半導体加工など世界に誇る日本の技術力に注目しています。
今年度より始まる「スタートアップインターンシップ」の授業では、1、2年次の春休み(2月〜3月)に1〜2週間の就業体験を行います。大学での学びが実社会とどのようにつながっているかを実感することを主な目的に、まずは講義を通じて就業体験の意義をはじめ、企業の基本的な仕組みや社会人としての常識などを学習。その上で中堅・中小企業で就業体験し、将来の進路選択肢を広げます。
- 私たちのチームは「ITを活用した新しい外国人向け情報サービスの提案」という、大日本印刷株式会社からの課題に取り組みました。試行錯誤の結果 ITを使って外国人と友だちになる というプロジェクト「SmileLink」を立ち上げ、インターネットを使った情報提供や町家での交流イベントを実施。現在も活動を続けています。
- 卒論のテーマは「畿内のキリシタン文化」について。さまざまな資料を読み込んだほか、京都市内のキリシタン遺物のある寺社や博物館、隠れキリシタンの里があった茨木市の山中など、積極的にフィールドワークにも出かけました。行く先々で貴重な話を聞かせてくださった現地の方々や、時には現地調査に同行してくださった先生、お互いに刺激を与え合えたゼミ生の存在など、研究を通じて人とかかわり合うことの大切さも実感できました。卒業後は、志望していた図書館司書として働き出しますが、現場でも人とのつながりを大切に、仕事に取り組んでいければと思います。
- 「ISFJ日本政策学生会議」が主催する政策提言会に参加しました。私たちのゼミは「少子高齢化対策としての移民政策」をテーマに論文を作成し、12月に行われた政策フォーラムでプレゼンを実施。毎回のゼミでみんなと議論を交わす中で論を深めていき、少子化による労働力の低下を海外からの優秀な留学生を受け入れることで解消するという提言を行いました。
ゼミでは人前で発表する機会も多く、信念を持って発言しないと相手に思いが伝わらないことを実感し、借り物ではなく自分の言葉で伝えることの大切さを学べました。また政策フォーラムでは他大学の学生の発表に触れ、その経験が自分たちへのいい刺激にもなりました。
- 1年次からオープンキャンパススタッフとして活動し、3年次の夏からは就職活動アドバイザーも担当。先輩たちにお世話になった分を、今度は自分が後輩たちに返していければとの思いから、どちらの活動にも取り組みました。学科での勉強では、入学時から起業に興味があったので、学外のさまざまなビジネスプランコンテストに参加。またフォークソング愛好会ではバンド活動に打ち込むとともに、部長として約200名いる部員のみんなをまとめました。そのすべてが就職活動時のアピール材料になったのはもちろん、自分の成長を大きく促してくれたと思います。
- 小学校から競技を始めたソフトテニス。クラブもソフトテニス部に所属し、そこでの活動も力を入れてきましたが、学部での勉強やアルバイトなど、バランス良く学生生活を送れるように気を付けました。卒業研究と、就職活動が重なった時期は大変でしたが、すべてが中途半端にならないよう、メリハリをつけて目の前のことに全力で取り組みました。それらの活動を4年間継続し、成し遂げられた経験は大きな自信にもなり、身に付けた力は社会人になってからも生かせると思います。