【外国語学部】中国語専攻と中国伝媒大学の協働学習プロジェクト第4回発表会を開催 1年間にわたるプロジェクトが終了

2025.01.27

1月17日(金)、中国語専攻と中国の大学との協働学習プロジェクト第4回発表会がオンラインで開催され、1年間にわたるプロジェクトが終了しました。
このプロジェクトは、本学の中国語を学ぶ学生と、日本語を学ぶ中国の学生がペアとなり、与えられた課題に取り組む形で進められました。これまで、発音、文法、プロソディ(音声の抑揚やリズム)に関する3つのテーマについて学びましたが、第4期のテーマは「日中スピーチ原稿に見る異文化 発見と理解」でした。
学生たちは約1カ月半をかけてオンラインでこのテーマについて議論し、答えを導き出しました。
発表会には、本学の学生19人を含む総勢30人が参加し、4組のペアがそれぞれの成果を発表しました。発表後には、質疑応答と意見交換の時間も設けられました。
今回の最終課題は、1年間の学習成果を集大成するもので、パートナーが作成したスピーチ原稿を通して、言語の面から日中両国の文化的特徴を指摘し合い、異文化理解を深めることを目指しました。
発表の中では、例えば、中国語が「明確で直接的」な表現を特徴とする一方、日本語は「簡潔で抽象的」で、これは日本人の「察する」文化に関連していると考えられる点、また、日中両国では上下関係に対する意識が異なり、その違いが日常会話や書面表現における敬語の使用に反映されている点などが挙げられました。
両校の担当教員からは、1年間のプロジェクトを通して、学生たちの発表技術が向上した事や、積極的に交流して調査・考察する姿勢が見られたことに高い評価が寄せられ、「とても有意義だった」との感想が述べられました。
この後、各学生のスピーチ発表の動画がオンラインで公開され、学生たちは互いに講評し合う予定です。

※これまでに発表した各期のテーマは以下のとおりです。
第1期「中国語(日本語)母語話者の日本語(中国語)発音における難点」
第2期「中国語(日本語)母語話者の日本語(中国語)作文における誤用」
第3期「中国語(日本語)母語話者の日本語(中国語)プロソディ(韻律)学習の難点」
 

PAGE TOP