専攻の特長
柔軟性と可能性の言語を確かな自分の力に

Point01黄金の2045年を目指して前進
日本の南西、東西5100キロ南北1900キロの広大な熱帯地域に位置し、大小17000余りの多彩な島々から成る世界最大の島国。1000余りの民族・種族を抱え、今日よりすばらしい明日を信じる2億7千800万の人々が暮らす多民族国家、インドネシア。
日本と経済、環境など多くの分野で目標を共有できる親日国としても有名で、独立100周年を迎える2045年に世界の先進国トップ5入りを目指して突き進もうとしている潜在力の大国。
多くの課題を克服し、約7千500万のZ世代の若者を前進の原動力とするには、アジア太平洋、欧米、中東のイスラム圏、そして日本とのパートナーシップがどうしても必要。発展する社会と共に成長したい人にはまたとないチャンスが広がっています。
Point02さらに広がるインドネシア語の世界
インドネシアの国語・インドネシア語は、東南アジア島嶼部に広まっていたムラユ語を起源に、異なる母語を持つ人々の間の共通語として1928年に誕生した、若い言葉。
誕生には多くの民族が関わり、日本語を含め様々な言語の語彙を柔軟に取り入れながら発展を続け、誕生から95年を経た昨年時点で、国民の約96%にあたる2億6千900万人に普及し、ユネスコの10番目の公用語にもなりました。
そもそも話し好きなお国柄の中で出来上がってきたインドネシア語は、特殊文字が一切ないオランダ語由来のアルファベットで表記され、聞きやすく口に出しやすい言葉です。
インドネシア語なら、まだまだ、自動翻訳技術に負けない確かな語学力の獲得を目指せます。
4年間の学び
試行錯誤から体験と実践を繰り返し確信まで
1年次インドネシアってどんなところ、インドネシア語ってどんな言葉、試行錯誤から始めよう
週5回の専攻インドネシア語で、インドネシア語を聞く、話す、読む、書くことのはじめの一歩を踏み出し、オンラインでの交流もしながら、インドネシア語を自分のものにしていきます。
2月から3月にかけての「インドネシア語海外実習」は、思いもかけない体験、厳しい現実に向き合うことも含め、中部ジャワの古都ジョグジャカルタでホームステイしながら過ごす濃密な3週間の短期留学です。とにかく、先生が熱心で、教えたがり、話したがりで、街もキャンパスの一部、伝統工芸ワークショップも、世界遺産も体験できます。
2年次これもそれもあれもインドネシア、実はインドネシア、視点を増やし柔軟に視野を拡げよう
広く、自然も人々も表情豊かで、奥が深く、ダイナミックに変容するインドネシアの隅々にまで、視野と学びの領域を拡げ、日本との距離がどんどん近づくインドネシアの実像に迫ります。
2年目の専攻インドネシア語では、語彙を増やし、自分の言葉を素直に表現することを意識してください。
将来を見据え、日本人がインドネシア社会に飛び込み、インドネシアの文化の中で、働き、キャリアを切り開き、生活を楽しんでいくために、どんなことが求められるか、必要とされるかを、共に考えていきます。
3年次こんなにもインドネシア、体験し、実感し、インドネシア語で語り、思いを巡らそう
この3年次に一年間、現地に留学することを強くお勧めします。
「インドネシアがこんなにも自分を変えるなんて。」
「最初は言葉が出てこない悔しさしかなくて。でも、だからこそ、あの時があったからこそ、今の自分が。」
「海外実習で3週間過ごしたこの街に、どうしても、もう一度来たかった。」
先輩たちの言葉です。
インドネシアは激しくもしなやかに動きます。その動きの中に身を置き、その原動力を直に感じ、語学力も格段に伸ばせます。
4年次なぜインドネシアだったのか、視界の中にインドネシア、可能性を見据えて道を切り開こう
インドネシアと日本、インドネシアとアジア、インドネシアと世界、私達の周りで、多くのつながり、結びつきのきっかけ、道筋があり、それがますます増えていきます。
インドネシア語の学びを生かす、インドネシアとの関わり、体験を通じ自分を豊かにしていくために、何が、どんな行動が必要なのか、悩み、考える、人生にとって貴重な時間です。
ゼミでは、自分の興味関心を最大限に発揮して、自分で問題点を見つけ、自分で立てた課題に取り組みます。インドネシアの食文化はネイティブの先生の得意分野、研究成果も、みんなでおいしくいただけます。Silakan!!
科目紹介
専攻インドネシア語
インドネシア語の基礎を学び、総合的なコミュニケーション能力を段階的に身に付けていくための科目です。1年次春学期にI、同秋学期にII、2年次春学期にIII、同秋学期にIVと段階を追って内容が発展していきます。「会話」ではインドネシア語の積極的なコミュニケーション能力を養成します。「総合」ではインドネシア語の運用能力を総合的に向上させます。「構造」では文法を基礎にインドネシア語の言語体系を学びます。
インドネシア学入門
ことばの背景にあるインドネシア語圏の文化や社会事情など、インドネシア語を4年間学んでいくために必要な入門的・基礎的知識を学びます。
インドネシア語情報リテラシー
インターネットで情報を検索をしたり、コンピュータを活用したプレゼンテーションを行なうなど、インドネシア語を用いた情報リテラシーを身に付けます。
専攻基幹科目
インドネシア語圏の学問領域に関する中心的な授業科目群で、インドネシア語圏が持つ言語・文学・文化・歴史・社会・政治・経済等についての理解を深めます。
- インドネシア語学概論
- インドネシア語学A
- インドネシア語学B
- インドネシア文学・文化概論
- インドネシア文学A
- インドネシア文学B
- インドネシア文化論A
- インドネシア文化論B
インドネシア語専門セミナー
卒業後の進路をも見据えた専門的テーマを設定し、テーマに対する理解を深めながら、4技能を融合させた総合的で高度なインドネシア語の運用能力を養成し、テーマに対する理解を深めます。
- インドネシア語専門セミナー(比較文化論)
- インドネシア語専門セミナー(現代社会論)
- インドネシア語専門セミナー(民族文化論)
- インドネシア語専門セミナー(異文化コミュニケーション論)
英語で学ぶインドネシアの社会・文化
インドネシア語圏の社会や文化を英語で学ぶ科目「英語で学ぶインドネシアの社会」「英語で学ぶインドネシアの文化」を設置しています。英語とインドネシア語、日本語を統合する形で、異文化コミュニケーションのスキルや態度の発展を目指します。