【外国語学部】留学体験レポート(井田 古都音さん)

2024.05.23

台湾・輔仁大学【留学期間:2023年度秋学期・2024年度春学期】

(一番左)井田 古都音さん
私は、海外で日本語教師を目指すための授業を受けてみたいと思っていました。
そこで台湾の輔仁大学の存在を知ったのです。輔仁大学の外国語学部は台湾では有名で、日本語学科では日本語能力試験一級(N1)を取得することが卒業要件になっています。
また、4年次に日本へ留学をする人が大半を占めているので、日本語教育も充実していますし、熱心に学ぶ学生さんが多い印象があります。
授業で親しくなった台湾人の友だちと、私は中国語、友だちは日本語で会話をするなどお互いの言語を教えあうことができました。
輔仁大学 キャンパス内

また、輔仁大学には、留学制度を充実させるための制度があります。
まずはバディ制度です。学生さんが留学生の台湾での生活をサポートしてくれます。特に最初の入寮手続きや生活必需品の購入などでは、大変お世話になりました。入寮の1カ月前くらいに連絡があり、渡航前から気になることを聞けたのもありがたかったです。
バディとの関係は今でも続いており、彼女のおかげで台湾のさまざまな観光地を訪れたり、バディ同士の交流から派生して新たな交友関係を築いたりすることができました。

次に、日本語学科の1年生の学生との言語交換制度です。通常はほとんど3~4年生の授業を受けるので、学生も皆、日本語が流暢に話せるのですが、1年生はまだ初心者です。そのため日本語を学び始めたばかりの学生とつながることで、中国語を積極的に話しながら学生に日本語を教えるというwin-winの関係ができます。

また、留学生同士の交流会も盛んです。ウェルカムパーティーやフードデイ、カラオケ大会やワンデイトリップ(台北以外の地域に参加者全員で観光する)などさまざまなイベントが月に一回のペースで開催されます。
ここで台湾人以外のいろんな国の方々と出会うことができます。国籍も年齢も全く関係なく、みんなで片言の中国語で語り合う時間は貴重な体験でした。お互い、コミュニケーションを取りたいという気持ちさえあれば、大抵の意思疎通はできることも学びました。
九分観光

台湾は日本に友好的な印象があり、元々親しみを感じていたので、ほとんど緊張することもなく、リラックスして渡航することができました。実際に台湾を訪れると、想像していた以上に友好的でした。みなさん思いやりを持って接してくれたり、話しかけたりしてくれます。

寮の衛生面や食べ物など、最初は日本の生活とのギャップに戸惑い、不満に思うこともありましたが、慣れてしまえばあまり問題に思わなくなりました。周りの人に恵まれていたこともあり、ホームシックにかかることもなく、充実した留学生活を送ることができたと思います。

超高層ビル 台北101
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