【文化学部】若松ゼミが春のフィールドワークを実施しました!

2024.05.20

文化学部の若松 正志 教授の4年次ゼミでは、春の京都非公開文化財特別公開期間中の4月29日にフィールドワークを実施しました。
今回の目的地は、ゼミ生の研究テーマ(紫式部、明智光秀)にあわせ、京都御所の東にある廬山寺(ろざんじ)をメインとし、京都御苑・梨木神社にも立ち寄りました。
廬山寺には15:20に到着。作成した資料をもとに、若松教授が説明する形で、見学しました。現在、廬山寺がある場所は、平安時代には紫式部が住んでいた邸宅があり、『源氏物語』もここで書かれたとされています。彼女に関係のある資料(絵巻・日記・貝合わせの貝・百人一首など)がいろいろ展示されており、ゼミ生たちは、王朝の雅びできらびやかな文化を感じていました。また、源氏の庭は、自然で素朴な感じが良かったようです。
廬山寺自体は、平安時代に船岡山のあたりに創建され、現在地(寺町)に移ってきたのは、秀吉の時代です。明智光秀に関わる資料としては、信長の比叡山焼き打ちをふまえ、同じ天台宗の廬山寺が焼き打ちされないように出された「正親町天皇宸翰女房奉書」、光秀が大切にしていたとされる念持仏(地蔵菩薩三尊像)などを拝観しました。
その後、屋外では、紫式部の歌碑、慶光天皇(典仁親王)など閑院宮家の親王たちのお墓、秀吉が造らせた御土居なども確認しました。
翌週の授業では、あらためてフィールドワークを振り返り、感想を述べ合うとともに、廬山寺の年中行事として有名な節分(鬼法楽)の動画を視聴しました。
廬山寺の源氏の庭の前で
フィールドワークの資料
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