国際シンポジウム「今、ダンテを問う」が開催されました

2021.11.05

2021年10月24日(日)、本学壬生校地むすびわざ館3-A教室において、イタリア学会が主催し、京都産業大学外国語学部が共催した国際シンポジウム「今、ダンテを問う—詩人没後700年・学会創立70年を記念して—」が開催されました。

オンラインを併用したこのシンポジウムは、朝の9時から昼の休憩をはさんで夕方の6時過ぎまで続き、国内外の17人の研究者が登壇しました(詳しくは、イタリア学会サイト 紹介ページ  )。

午前の部の最後には、イタリア学会員でもある本学副学長の小林 満 教授が開催校を代表して挨拶をしました(以下に掲載)。これを機に、イタリア語の父であるダンテの研究が、国内外においてより一層発展していくことを祈念いたします。

開催校挨拶

開催校を代表してご挨拶させていただきます。また、このイベントの開催を最初に提案した者として、これほどまでに立派なシンポジウムを企画し実現された藤谷会長をはじめ、準備委員の先生方にお礼を申し上げます。

残念なのは会員の皆さまに直接会場に足を運んでいただく形で対面で行えなかったことです。本学としては、普段会っておられるわけではない大学の先生方が多く集まられて、もしものことがあっては、多くの大学の学生の皆さんに大きな迷惑をかけますので、それを避けるために、会場への参加者を10名以下とさせていただきました。

そのため、私も本日は京都の中心部にある会場ではなく、京都産業大学の本部から参加しております。

70年前にダンテ学会として京都に誕生した本学会が、ダンテ没後700年のシンポジウムを同じこの京都の地で行えることを、この町で学び教える者として誇りに思います。日本のダンテ研究・ダンテ紹介に大きく貢献された野上先生や岩倉先生の姿が今でも目に浮かびます。

本学会の新たな70年の歩みが、変化の激しい時代のなかにあって、社会の要請にもしっかりと応えることのできる形で、新たな展開をしていくことを願い、また会員の皆さまができるだけ早くイタリアの土を踏める日がくることを祈って、ご挨拶を終えたいと思います。

小林 満(京都産業大学副学長)

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