2019年10月9日（水）、Ajay K. Sood名誉教授（インド工科大大学）を京都産業大学にお招きして、談話会（物理科学科セミナー”Novel Photophysics of Graphene and Nanotubes Probed by Raman and Ultrafast Spectroscopy”を開催しました。

Sood教授の御専門はラマン分光法や超高速時間分解分光などの分光法を主として用いた、グラフェンやカーボンナノチューブなどのナノ物質の光物理学です。講演では、基礎的な話からバイオセンサーへの応用の話まで、幅広い分野にわたって多くの研究成果について話していただくことができました。英語の講演を聞くのはほぼ初めての学生に対しても、できる限り理解しやすいように基礎的な背景から話していただけたので、学生にとっては良い経験になったことと思います。
セミナーには、物理科学科および宇宙物理・気象学科の学部学生、学科教員、外部からの参加者を含めて、計10名以上の参加があり、Sood教授の話を興味深く聞いていました。また講演後には、活発な質疑応答が行われました。

（※）談話会は、学内教員や研究実績のある研究者を招聘して定期的に講演会を行うことで、理学の最先端の研究内容に触れ、研究意欲の促進、教育・研究の質的向上を図ることを目的として実施しています。参加は教員だけでなく、学部生、大学院生、その他一般の方々も可能です。