語学力到達レベル

外国語学部では、全学科・専修において1・2年次に集中的な語学教育を行なっています。この教育効果を一層高めるために、授業内容・方法を毎年見直すだけでなく、1・2年終了時での語学力の到達目標を定めています。ここで示された到達目標は、授業に真面目に参加し学習課題をこなせば「無理なく達成できる到達レベル」です。当然のことですが、各学科・専修においては、2年終了時点で、ここで示された到達レベルを超える高い語学力に到達する学生が数多くいます。また3・4年次の専門科目群を履修した卒業時には、高度な語学力と専門性を武器にして、多くの学生が多様な企業に就職しています。

語学力到達レベル(国際関係学科)

学年 CEFR Level CEFR Descriptor
1年次終了時 A2 A2レベルにおいて、以下の通りバランスのとれた英語運用能力をもつ。
理解する 聞く 自分の生活や関心のある分野で頻繁に使用される語句や表現、および、比較的短く明確な内容をもった口頭表現を理解することができる。
読む 身近な話題に関して、頻度の高い語彙や表現を含む比較的短く明確な内容の文面を理解することができる。
話す やりとり 日常的な場面では、情報交換や話し合いができる。
表現 身近な事項に関して、物事の説明をすることが可能である。
書く 身近な話題に関して、短く簡潔な文で表現することができる。
2年次終了時 B1 B1レベルにおいて、以下の通りバランスのとれた英語運用能力をもつ。
理解する 聞く 身近な話題について、明瞭で標準的な発話ならば、その全般的な要点だけでなく、細部についても理解することができる。
読む 関心がある分野においては、事実関係を記述した文面を理解することができ、生活に密着した事項に関しては、その内容を十分に理解することが可能である。
話す やりとり 関心がある分野、身近な事柄において、事前の準備なしに会話に参加し、情報交換や話し合いができる。
表現 語句をつなげて経験や出来事について表現できる。意見や計画を説明し、その理由を述べることができる。また、それらについて自分の考えを述べることができる。
書く ある程度身近で関心のある事項については、明確で詳細な表現を使用することができ、短いエッセイやレポートを書くことができる。
専攻語に関する知識を学ぶだけでなく、専攻語で何が出来るかを重視する専門教育を行っている外国語学部では、語学力到達目標の指標としてCEFRを利用しています。CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略称で、語学のコミュニケーション能力の国際標準規格としてヨーロッパだけでなく世界の多くの地域で導入されています。具体的には、語学のコミュニケーション能力をA1からC2まで6段階のレベルで区分し、それぞれのレベルに応じた能力記述を例示しています。外国語学部では、専攻言語の特性や学習環境を考慮して、言語ごとにCEFRの能力記述をアレンジした内容を提示しています。

数値目標

学年 標準レベル
約50%の学生が到達を目指すレベル
目標レベル
約10%の学生が到達を目指すレベル
TOEFL TOEIC TOEFL TOEIC
1年次終了時 435 400 480 530
2年次終了時 455 460 500 590
※過去のデータ(TOEFL ITP)にもとづいた現実的な目標です。
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