日本語会話サポートボランティア
インドネシア語専修 2年次生 安藤 実可子
ボランティアの開始時間より遅れて参加したため、何が何だか分からないままインドネシア人看護師研修生の方々と1対1で話すことになった。
私は3名の方と1対1で話をした。3名とも日本へきてから日本語を勉強し始めたそうだ。しかし、基本的な会話は既にかなりスムーズにできるようになっており驚かされた。私はインドネシア語を勉強して3か月でそこまで話せるようになっていただろうか…。
当然のことだが、彼らもまだ知らない言葉があり、出てくる度にその単語を他の日本語で言い換えて説明した。一番説明に苦労したのは「不思議」だ。どういう意味なのか聞かれ、「変」「妙」「普通と違う」など、様々な日本語での言い換えを試みたが、うまく伝わらず、結局インドネシア語を使ってしまった。自分の母国語なのに教えるのは意外と難しく、こちらも頭を悩ませ、同時に自分の国語力にもどかしさを感じた。しかし、今回のような日本語を人に教えるということはなかなかないので、ほぼ自然に身につけてきた母国語を見直す良い機会だった。
後半の30分、インドネシア語だけで会話する時間を設けていただいた。今までと立場が逆転し、今度はこちらが頭をフル回転させて今まで勉強してきたインドネシア語を使う時がきた。
いざインドネシア語を話そうとすると単語がなかなか出てこなかったり、間違えてしまったり。と思うように話すことができなかった。また、相手の言っていることも少し早いだけで聞き取れなかったり、違う言葉に聞こえたりして会話は全くスムーズに進まなかった。それでも相手の方はゆっくり分かりやすく説明してくださり、とてもありがたかった。
想像以上に話せなくてとても悔しかった。
普段、先生方以外のインドネシア人の方と話せる機会がないので、今回のボランティアでインドネシア語の実践会話ができたことはもちろん、インドネシア文化やインドネシア人の生活について質問することができ、とても楽しくて有意義な時間を過ごすことができた。
又、思うようにはいかなかったものの、自分のインドネシア語力を試すことができて本当に良かった。