「北極温暖化と東アジア安全保障環境」、「若泉敬先生の人物像」
報告者 | 原貴美恵氏(本学法学部・客員研究員)、吉村信二氏(本学5期生) |
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開催日時 | 2014年7月23日(水)15:00〜18:00 |
開催場所 | 京都産業大学 むすびわざ館3B教室 |
概要
今回の研究会では、本学法学部・客員研究員である原貴美恵先生と本学の卒業生である吉村信二氏を招聘し、講演が行われた。
原先生からは「北極温暖化と東アジア安全保障環境」というテーマでの講演が行われた。地球温暖化が進むに応じて、北極海の氷が解け始め、これまで、人類にとって閉ざされていた北極海域が、東アジアと欧州を結ぶ最短の航路として、また、エネルギーの新たな開発地域として注目されている。この問題に特別の関心をもつカナダの研究者・政策研究者のイニシアティブで開かれた二回の国際会議の成果を踏まえ、この問題が東アジアとユーラシアを結ぶ経済政治構造にどういう影響をあたえるか、特にサンフランシスコ体制確立から60年をへても解決しない領土問題に肯定的な影響を与えないか等興味深い問題が提起され、活発な質疑行われた。
吉村氏からは当研究所元所長である若泉敬先生についての講演が行われた。若泉先生との出会いから、学生として若泉先生との交流、家族同士の交流、さらに、若泉先生の京産大退職後の交流など、様々なエピソードを交えて、若泉先生の人となりを明らかにされた。また、当日は、日刊福井に掲載された若泉先生の論考など珍しい資料を持参され、所員に紹介された。
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原貴美恵氏による報告 -
吉村信二氏による講演 -
会場の様子