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- 2014 Apr. Vol.63


「茶香服」とは、茶葉や淹れた後のお茶の様子から銘柄を当てる、南北朝時代から伝わる遊びです。嗅覚や味覚のほかに、「ぎゅっと縮まった茶葉は、淹れると薄い色のお茶になる」などお茶の知識も問われます。お茶に詳しくなかった私たちが、この大会で準優勝できるほど、奥深い日本茶の世界に踏み込めたのは、「O/OCF-PBL2」の授業がきっかけでした。「一保堂茶舗」さんからの「学生にお茶文化を広める」という課題に取り組み、お茶についてイチから教わったのです。同じ茶葉でもお湯の温度や時間でさまざまに変わる、「手間をかけたおいしさ」に感動しました。今後は私たちが出合った感動を広めるため、学生団体を設立して、お茶文化の普及に取り組みたいです。
この大会には、一保堂茶舗さんからのお誘いを受け、授業仲間5人で参加。京都の大学生25組が集まるなか、煎茶3種、玉露2種のきき茶に挑み、京都大学に次ぐ2位に輝いた。


西宮神社恒例の「福男選び」で「3番福」を勝ち取りました。こんな結果は予想もしていなくて、福が転がり込んで来た感じです。西宮は地元ですが、以前はあまり興味がなく、今年は偶然友だちが参加すると聞き一緒に参加。すると走順を決めるくじで当たりを引いて2列目からスタートでき、ゴール直前で前の人が転倒…。夢中でゴールした時、僕は3位になっていました。その後、TVの生放送へ出演、2月には西宮神社の行事に参加、3月には被災地の宮城県へも行く予定で、「福男」になって次々と新しい体験をしています。勢いに乗ろうと、今年始めた教員ボランティアでも積極的に行動した結果、身になる経験がたくさん!何事も飛び込むことが福を呼ぶんだと実感しました。

写真は記念品の絵画。そのほか両腕で抱えきれない程の鯛やジュース3ヶ月分など豪華記念品が授与された。今後は「色んな人に福を分けたい」と福男の活動に積極的に取り組む。

西陣には京都らしい街並や文化が数多くあるにも関わらず、学生の関心が薄く、雑誌掲載も少ない…。アンケート調査などでその問題を発見した私たちは、西陣活性化を目指し、学生向けのオリジナル観光マップの作成に挑戦しました。学生目線から新しい魅力を発信するため、4ヶ月以上現地を調査。ふとした路地にも風情があることを発見したり、資料館の体験コーナーに参加するなど、伝統文化あふれる街の空気を体感しました。街の人からのアドバイスもいただきながら、「ぜひ知ってほしい!」と心から思う西陣の魅力をたっぷり集めました。マップのサイズやコース設定など、「使いやすさ」にこだわり、デザインも自作。思いが詰まった自信作に仕上がりました!
ゼミ仲間9人で「サギタリウスチャレンジ」に挑戦。京都らしさが感じられること、学生が行きたくなることにこだわり抜いた地図は、学内と西陣地区の協力店で配布される予定。


もっと多くの学生に図書館の魅力を伝えたい! という思いから、私たちは昨年11月に活動を始めました。まずは学生が本と出合うきっかけを作るため、4月からテーマを決めてオススメの文庫本の展示を実施します。学年も学部も異なる12人のメンバーが各自で展示用の本を選び、ミーティングで検討。親しみやすさやジャンルの幅など、読者となる学生の心を想像しながら、さまざまな角度から検証しました。その経験から、作品を色んな視点から見られるように。そして「よりいい本を届けたい」と、もっと幅広く本を読みたいという意欲も高まりました。将来的には学生目線での選書やイベントの企画・運営などにも関わりながら、学生がさらに読書の魅力に出合えるよう、本の世界への入口を作っていきたいです。本や図書館が好きだという皆さん、ぜひ一緒に活動しましょう!

展示用のPOPも、書店を巡るなど研究しながら各自が手書きで作成した。新メンバー募集の詳細は、内容が決定次第、図書館Webサイトなどでお知らせ。