【情報理工学部】幼稚園児向けにデジタル工作機器を用いたイベントを開催!

情報理工学部の伊藤 慎一郎准教授と情報理工学部の学生3人が、最新のデジタル工作機器を使って「ものづくり」に取り組める学びの場「ファブスペース」主催の企画として、京都産業大学すみれ幼稚園の年長組園児の約40人を対象に3Dプリンタやレーザーカッターを用いたデジタルファブリケーション体験イベントを同園にて開催しました。

イベントは、園児にデジタルデータをもとに創造物を制作する技術であるデジタルファブリケーションに触れる機会を創出することを目的に開催し、3Dプリンタによる立体造形やレーザーカッターの実演と、レーザーカッターの加工物を用いた遊びを園児たちは体験しました。

3Dプリンタ・レーザーカッター実演&デジタル工作機械体操

3Dプリンタによる実演では、キャンパスから持参した3Dプリンタを用いて、園名である「す」「み」「れ」を実際にそれぞれ造形し、その様子を園児に観察してもらいました。園児たちは普段目にする機会のない3Dプリンタの稼働する様子を、興味津々に見ていました。今回は、小型のレーザーカッターもキャンパスから持参し、すみれ幼稚園のロゴマークや、園児らが事前に描いてくれた絵を木の葉に彫刻加工する実演も行いました。自ら描いた絵が瞬く間に彫刻される様子や、彫刻加工時に発生する葉の香りを楽しみました。

また、ファブスペースと情報理工学部の学生らが考案した、小さな子どもでもデジタル工作機器がわかるように体を動かしながら学べる「デジタル工作機械体操」も実施。デジタル工作機器の動きを真似ながら、園児らは元気に体を動かしていました。
3Dプリンタを興味深く見る園児ら
「デジタル工作機械体操」の様子
新たな企画として、レーザーカッターによる実演の様子
レーザーカッターで彫刻加工した木の葉

「デジタル工作機械体操」動画

立体パズル体験

柔らかく弾力のあるEVA素材をレーザーカッターで人や木、動物、花型などに加工し、木に見立てた土台にそれらのパーツをパズルのように組み合わせる遊びを園児らが体験しました。
園児らに遊び方を教える伊藤准教授
カラフルなEVA素材を用いて、思い思いに楽しむ園児ら

振り返り&今後について

イベントに参加した園児からは「パズルで遊べて楽しかった」「持ってきてもらった機械が凄くて、欲しかった」といった声があがるとともに、遊んだ感想だけでなく「スポンジ(EVA)はどうして柔らかいの?」といった熱心な質問も寄せられました。

伊藤准教授は、「今後もデジタルテクノロジーを活用しながら、素材の手触りや香りに好奇心を持ち感性を育てるものづくりの学びと交流を幅広い世代へ広げていきたい」と語りました。

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