【文化学部】学生ファシリテータを交えてFD研修会を開催しました!!

2024.04.11

文化学部では、2月9日(金)および2月22日(木)の2日間にわたって、教育支援研究開発センターF工房の協力の下、グループワークに関するFD研修会を開催しました。2月9日は「理念編」として、毎年多数の学生ファシリテータを養成しているF工房から大島和美嘱託職員を講師に迎え、F工房が大切にしているマインドやノウハウについてお話いただきました。2月22日は「実践編」として、学生ファシリテータもグループワークに参加し、学生ファシリテータのファシリテートのもと、教員・学生それぞれの立場からグループワークに関する意見交換を行いました。

第1回 <理念編> ミニレクチャー

日時 2024年2月9日(金)15:00~15:30
場所 11403教室(11号館4階)
内容 テーマ:「学生ファシリテータ養成のための取組について」
・F工房・学ファシについて
・学ファシ養成の研修プログラムについて
・取り入れている工夫、意識していることについて
・Q&A
参加者 教員25人、職員2人

第2回 <実践編> ワークショップ

日時 2024年2月22日(木)15:00~16:00
場所 11201教室(11号館2階)
内容 テーマ:「グループワークについて学ファシと意見交換」
・アイスブレイク~ポジショニングマップ~
・個人ワーク ・グループワーク
・全体共有(ポスターセッション形式)
参加者 教員19人、職員2人、学生ファシリテータ10人

教員への事前アンケートでは、「グループワークの適正人数は何人か」、「グループワークにおいてどこまで教員がアドバイスするべきか」、「グループワークのやり方について、個々の教員の知見レベルにとどまっているので、学部全体で共有する機会がほしい」、「話し合いのテーマの設定の仕方について知りたい」などの声が寄せられました。22日のグループワークでは、こうした教員の疑問や悩みに対して、学生ファシリテータから、学生目線の意見をもらうとともに、学生からの疑問に教員が答えるかたちでグループワークを進めました。学生ファシリテータは挙げられた声を丁寧に拾い上げ、模造紙に書き込んで可視化することで、最終的に各グループでの議論を1枚のポスターに仕上げることができました。
事後アンケートでは、学生の生の声や教員間の情報交換が参考になったとして、おおむね満足との結果が得られました。また「理念編において、「心理的安全性」という概念とそれを確保するための具体的な方法を知ることができ、実践編においては、場を活性化させ、参加学生に不安感を与えないため、グループワークを行うにあたっての「グラウンドルール」を作成し共有することが有効であることがわかった」、「グループワークについて考えるきっかけになった」「マンネリ化する傾向にあったが、今回の研修でフレッシュな気持ちになれた」、「グループワークに関する研修を継続してほしい」などの感想が見られました。

また、研修に参加した学生ファシリテータからは、「先生方とグループワークについて本音で語り合えたことが楽しく、とても充実感と学びがあった」、「視点の違う意見に触れ、率直に面白い時間だった」、「学生と教員が対面で対等に悩み事や意見を学部という垣根を越えて安心して発信できる雰囲気ができた」、「今回の活動を通して、先生方もグループワークについてたくさんの悩みや不満があるということに気付くことができた」、「グループワークに参加する側だけの視点しか持っていなかったが、今回運営側の視点も知ることができた」など、学生にとっても有意義な時間となりました。

文化学部では、このような研修会を開催し、学生目線を取り入れた教育力の向上に今後も努めていきます。

講師によるレクチャー
学生ファシリテータとグループワーク
ポスターセッション
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