第18回 京都産業大学図書館書評大賞 表彰式開催
2024.02.14
2024年1月17日、図書館1階ナレッジコモンズ(図書館ホール)にて、第18回 京都産業大学図書館書評大賞の表彰式が行われました。
京都産業大学図書館書評大賞は、本学学生の読書の推進、文章表現能力、論理的思考能力の向上を目的に、学部学生が好きな図書(マンガ・雑誌・写真集を除く)を選び、800字以上1,200字以内の書評を執筆して応募するものです。2023年5月22日から7月24日までの募集期間中に寄せられた89篇(89人)の作品の中から、図書館書評大賞選考委員会により大賞1人、優秀賞3人、佳作5人が選ばれ、入賞者へは、大平睦美図書館長から賞状と副賞の図書カードが、また協賛の京都産業大学同窓会、丸善雄松堂株式会社、株式会社紀伊國屋書店から記念品が授与されました。
大平図書館長からは、今年度の特長として、「日常と非日常」、「正義」や「真実」とは何かについて問いかける作品が多く、戦禍に揺れる世界情勢の中、平和の意味を改めて考える必要があることを書評によって表現した作品が多く寄せられたことが紹介されました。
また、大学での学びが学部の区別を超えたボーダーレスになりつつある現在、ワンキャンパスである本学の特長を生かし、全ての学生が得意分野による情報の発信・受信をできる場として書評大賞への応募を期待する旨が述べられました。
入賞者からは、読書感想文と異なり本を評することの難しさが語られるとともに、読書の仕方について、単に読むだけではなく批評する視点を持って読むことの重要性に気付いたとの感想や、次回以降の書評大賞への応募意欲が示されました。