WHOが定めた「世界禁煙デー（World No Tobacco Day）」の2023年のテーマは、「We need food, not tobacco（たばこではなく、食べ物が必要）」です。
タバコの栽培と生産は、地球規模の生態系への危害と気候変動につながっています。また世界の葉タバコ農家の現状は、SDGs目標（飢餓ゼロ）や食糧不足の問題とも関係しています。
そこで保健管理センターでは、禁煙や新たな喫煙者を増やさないことだけでなく、世界の環境や食糧不足などを考えるきっかけとするために、5月31日に天地館大屋根広場で「防煙キャンペーン」を開催しました。
当日は志学会執行委員会・学生健康保険部会の共催で、約150名の学生・教職員の皆様に参加していただきました。

参加者は、模型や掲示物をヒントにしながら、タバコに関するクイズに挑戦しました。
ポイ捨ての本数から、発がん性物質を含む7000種類以上もの化学物質が放出されていることや、フィルターは自然分解されにくいことから、環境に悪影響を与えていること、タバコ栽培のために、発展途上国では毎年、大阪府よりも広い面積で森林伐採が行われていることなど、健康への影響だけでなく、地球規模での影響を知ってもらうことができました。
また回答者全員に、景品として野菜・果物ジュースを渡したところ、皆さんに、喜んで受け取ってもらえました。

クイズ＆アンケートの景品が野菜・果物ジュースであることから、「１日の野菜の目標摂取量（350ｇ）」に関する展示もしました。
食品サンプルで野菜350gの量を見せたり、おすすめ料理のレシピを掲示したところ、タバコを吸わない学生・教職員の皆さんにも、興味を持ってもらうことができました。
「野菜はほとんど食べていない」「学食メニューにも野菜を増やしてもらいたい」「この料理、作ってみようかな」等、いろいろな声がありました。
食生活を見直してもらうきっかけになれば嬉しいです。
 

京都産業大学は、2023年度から「ヘルシーキャンパス事業」を展開し、学生・教職員の生涯にわたる心身の健康増進と疾病予防を支援しています。
今後のイベントにも、ぜひ参加してください。

関連リンク

• 京都産業大学ヘルシーキャンパスへの取り組み・ヘルシーキャンパス宣言