第17回 京都産業大学図書館書評大賞 表彰式開催

2023.02.01

入賞者に祝辞を述べる大平図書館長

2023年1月18日、図書館1階ナレッジコモンズ(図書館ホール)にて、第17回 京都産業大学図書館書評大賞の表彰式が行われました。

京都産業大学図書館書評大賞は、本学学生の読書の推進、文章表現能力、論理的思考能力の向上を目的に、学部学生が好きな図書(マンガ・雑誌・写真集を除く)を選び、1,600字以上2,000字以内の書評を執筆して応募するものです。2022年5月23日から7月25日までの募集期間中に寄せられた83篇(82人)の作品の中から、図書館書評大賞選考委員会により大賞1人、優秀賞2人、佳作5人が選ばれ、入賞者へは、大平睦美図書館長から賞状と副賞の図書カードが、また協賛の京都産業大学同窓会、丸善雄松堂株式会社、株式会社紀伊國屋書店から記念品が授与されました。

大平図書館長からは、入賞者への祝辞が述べられるとともに、本年度の書評の特徴として、ウクライナ情勢等により生と死・戦争と平和について他人事でなく自分のこととして考えることが多くなった背景から、生きることの意味を問う作品が多く、将来に対する希望と不安が混ざった大学生ならではの書評であったとの所感が述べられました。
また、書評は批評するだけでなく作品の考え方や背景といった図書を紹介する機能も有することから、書評を通じて紹介された図書を別の方が手に取り、また誰かに紹介するといった「読書の連鎖」が起きることへの期待が示されました。

入賞者からは、他者にどのように図書の魅力を伝えるかを考えながら書評を執筆することの困難さが語られるとともに、読書の仕方について、従来は単に面白いか否かといった感想を持つだけであったが、書評を執筆することで文章の表現力や著者の新たな発想力への気づきを得るなど、より深く図書について考えることができたとの感想が述べられました。

入賞者・入選作はこちら

入賞者への賞状授与
入賞者と協賛者の記念写真
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