【情報理工学部】京都・梅小路エリアのデジタルファブリケーションとクリエイティブの拠点「Kyoto Makers Garage」と「Umekoji MArKEt」を訪問
2022.08.30
梅小路の裏手には、京都の水産業を支える市場があります。
梅小路エリアは、最近では新しい施設が新開拓されてきており、クリエイティブタウン化が活発なエリアです。
2022年7月16日(土)、情報理工学部の学生と教員3人が、京都・梅小路エリアのデジタルファブリケーションとクリエイティブの拠点である「Kyoto Makers Garage(以下 KMG)」と「Umekoji MArKEt」を訪問しました。
京都のファブ施設 Kyoto Makers Garage
Kyoto Makers Garage(以下「KMG」)は誰もがものづくりに挑戦し、人と人が繋がり、一緒に試行錯誤できるファブスペース兼コミュニティスペースです。KMGを訪問すると、まず目につくのが最先端IoT機器の展示です。これらはKMGを運営する(株)Monozukuri Venturesが出資するスタートアップ企業が開発した製品で、商品の重量を測定し、在庫管理を自動で行う装置や、工事現場をAR化して作業効率を上げる装置など、センシングやIoTなどの技術を活用した未来的な物がたくさんあり、参加した学生らは興味津々でした。
初めに(株)Monozukuri Venturesについて、CEOである牧野 成将氏からご説明いただき、その後は施設内を自由に見学させていただきました。入ってすぐのスペースには、ネオンのライトや展示物が置かれ、おしゃれで温かみのあるカフェの様な空間が広がっています。ここには作業スペースがあり、レーザーカッターが2台設置されています。
技術や知恵を伝え合い、様々なものづくりが生まれる場所 Umekoji MArKEt
学生の感想
- 想像していたよりも機材が充実していて、ここに来ればいろんなアイデアを形にできると思いました。また、デジタルファブリケーションとこの空間を通して、いろんな人と交流することができるので、大学を超えた学びの場になると思いました。
- 地域活性化および「ものづくり」に関する新しいチャレンジに触れて、非常に良い刺激を受けました。
- オープンなファブスペースは良いなということと、ファブに関係する人が集まっていく動きがとても良いなと思いました。
- アーティストの方や自分の製作物を販売されている方など、会社や大学では出会えない人たちも来るとのことなので、そんな人たちと交流できたら良いなと思いました。
まとめ
世界のものづくりスタートアップ企業にとって、試作から量産のフェーズは非常に困難であり、その社会課題を解決したいと語る牧野氏。そこで立ち上がった(株)Monozukuri Venturesは、ニューヨークと京都を拠点に世界に拡大しています。
今回はそんな(株)Monozukuri Venturesが運営するKGMとオフィスを構えるUmekoji MArKEtを訪問させていただきました。梅小路エリアを中心に、企業・学生・地域の人々を巻き込み、ものづくりコミュニティを拡大していきたいという気持ちが伝わってくる、そんな見学会でした。皆さんもぜひ、”クリエイティブタウン”梅小路エリアに足を運んでみてはいかがでしょうか?