香川県土庄町で1日キャンパス開校!「京都・土庄 むすびわざ大学」を開催

2022年11月27日(日)、本学が包括連携協定を締結している香川県小豆郡土庄町と共催で、土庄町立中央公民館大ホールにて「京都・土庄 むすびわざ大学」を開催しました。
2017年に第1回を開催し、今回が4回目の開催となる本イベントでは、土庄町と京都産業大学を「むすんで、うみだす」をテーマに、黒坂 光 学長(生命科学部 教授)と福井 唯嗣 社会連携センター長(経済学部 教授)による講演会を実施しました。
黒坂 光 学長は「人類は感染症といかに戦ってきたか—新型コロナウイルスと感染予防対策について—」と題し、数々の資料を提示しながら、遺伝子の働きや感染症の歴史、新型コロナウイルス感染に対する社会の対応、mRNAワクチンの有効性などについて説明しました。また、京都産業大学における新型コロナウイルス感染症予防対策や生命科学部における感染症に関わる研究を紹介しました。
福井 唯嗣 社会連携センター長は「人口減少社会の年金・医療・介護—幸せな生涯を支え続けるために—」と題し、「時代」と「一人ひとりの人生」の二つの切り口で日本の年金制度や今後の見通し、医療・介護保険の特徴や社会保障財政、医療・介護の生涯負担率等について説明しました。また、日本の社会保障制度のこれからについて、まだこの世にいない将来世代のことも含めた少し長い視野で考えることが大切だとし、「保険料負担の平準化(均衡財政方式からの脱却)」と「将来の給付費増に備えた事前積立」を提案しました。
参加者からは、「興味のある講座だったので申し込みしました。わかりやすい内容であっという間に時間が経ちました」「今後のコロナ対策について役に立った。現状から将来に向けてよく分かった」「両方とも良かった。興味深いコロナ感染症のとらえ方、気になっていた社会保障について具体的に聞けてよかった。自分の考え方の指標になった」などの感想が寄せられました。

本イベントは、土庄町と本学が2015年11月に相互の人的・物的・知的資源を交流、活用することにより、地域社会の発展と人材の育成を図り、教育・研究を通じた地域振興やまちづくりの推進・文化・教育の振興など大学が有する幅広い分野について包括協定を締結し、その連携事業の一環として行ったものです。

黒坂学長 講演の様子①
黒坂学長 講演の様子②
福井社会連携センター長 講演の様子①
福井社会連携センター長 講演の様子②
PAGE TOP