【文化学部】「きもの学」の講師、彬子女王殿下の講義を収録!!

2021.12.13

文化学部では一般社団法人全日本きもの振興会と共同で専門教育科目「きもの学」を開講、一般の方々にも公開しています。
今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、授業形態を遠隔授業(オンデマンド配信型)に変更し、1月中旬の動画配信に向けて、各講師陣にオンデマンド動画の準備をしていただいています。

11月8日(金)、「きもの学」の講師のお一人である、本学日本文化研究所特別教授彬子女王殿下の御講義を、当該科目の担当教員である文化学部下出祐太郎教授の工房、下出蒔絵司所で収録しました。

彬子女王殿下のご講義
殿下は今回、「皇室のキモノ」をテーマに、御講義をいただきました。殿下は、2018(平成30)年、京都文化博物館で開催された「華ひらく皇室文化」展における図録の基調論文に「明治宮廷の華——女性皇族の衣装の変遷と三笠宮妃殿下の昔語り——」をご執筆になりました。世の中の仕組み自体が大きく変革する明治という激動の時代、皇室においてもその在り方が模索されました。女性皇族においては外交の表にお立ちにならなければならない変革期でありました。女性皇族の宮廷衣装を通して、当時の列強の国々と肩を並べるために担われた女性皇族の生き方にも言及されました。
御講義終了後、その内容を踏まえて、殿下と下出教授による対談が行われました。伝統工芸を包括する大きな御見識もご披露くださるなど、下出教授からの様々な質問に、とても丁寧に、ユーモアも交えながらお答えいただきました。
殿下のお人柄と普段ではお聴きできないような魅力あふれる、楽しいお話が満載の対談となりました。
殿下と下出教授の対談の様子
PAGE TOP