【文化学部】フラメンコ鑑賞・調査のフィールドワークを実施‼

2021.07.26

文化学部国際文化学科の開講科目「国際文化演習Ⅰ」井㞍クラスでは、春学期後半からスペインの代表的な伝統芸術であるフラメンコの起源・歴史について学び、歌詞の分析を進めています。これまでは文献の輪読を中心に調査してきたことをふまえ、基礎的な知識が得られた段階で実地調査を行いました。
京都市北文化会館において7月3日(土)に開催された「2021 FIESTA FLAMENCA」(エストゥディオ・アルコイリス主催 京都スペイン文化協会共催 駐日スペイン大使館後援)を鑑賞の後、京都スペイン文化協会理事長の山本秀実氏にインタビューを実施しました。

フラメンコには、曲の由来によりファンダンゴ、ティエントス、アレグリアス、ソレアレス、ブレアレス、セビジャーナス、グアヒラス等様々な種類があり、文献の知識だけではそれぞれの特色が把握しにくかったのですが、実際に舞台上でカンテ(歌)、ギター(伴奏)、バイレ(踊り)が一つになり立ち上がる様子を見て、特徴を体感することができました。また、山本氏には、日本のフラメンコがバイレ中心に普及したこと、それによってスペインのフラメンコとは異なるパフォーマンスが展開されたことなどを説明いただき、学生たちは、文化交流の貴重な情報を得ている様子が伺えました。

当日参加した学生からは、「初めて公演としてのフラメンコを見たが、会場の雰囲気と演者さんの顔の表情、様々な衣装など釘付けになるものが多く、新鮮でとても楽しく見ることができた。」「一つ一つの演目に個性があり、堂々とした美しいダンスや曲調の変化に伴う歌やギターの調子の変化、思わず目で追ってしまう衣装の揺れ動き、時には小道具を上手く利用した視覚的なメリハリ、そしてサパテアードの音の迫力、これらが良く調和していて、ずっと夢中で見ていられるような舞台であった。」との感想が聞かれました。
山本氏と井㞍ゼミの皆さん
演者による迫力ある演技が印象的でした
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