「京都産業大学むすびわざプロジェクトinあやべ事業報告会」の開催

2021年2月8日(月)、オンラインにおいて、「京都産業大学むすびわざプロジェクトinあやべ」事業報告会を開催しました。当日は本学教員によるミニ講座や京都府綾部市でフィールドワークやオンラインによる調査を行ったゼミ学生の発表を行いました。また、開会の挨拶では山崎善也 綾部市長より、ゼミ活動を通して学生がさらに成長してほしいと励ましの言葉をいただきました。

経済学部 寺崎友芳教授による「Uターン就職の決定要因」

経済学部 寺崎友芳教授ゼミ学生の発表
新型コロナ感染症による人口移動の実態や本学学生のUターン就職希望調査の結果について紹介しました。
寺崎友芳ゼミの活動報告では、「人口減少へのチャレンジ」をテーマに4グループが発表を行い、テレワーク向け賃貸物件としての空き家活用、地元小中学生対象の通学合宿による絆づくり、農家民宿と謎解きイベントの組み合わせによる交流人口拡大、女性・高齢者雇用促進のための提案など、それぞれの調査をもとに発表しました。

現代社会学部 滋野浩毅教授による「学生たちによるあやべ発見〜3年間の活動で見えたもの〜」

現代社会学部 滋野浩毅 教授ゼミ学生の発表
滋野浩毅ゼミの活動報告を交えながら講義を行いました。
ゼミの活動報告では、綾部市の集落機能持続の可能性とし「関係人口」の重要性についてや、綾部市への愛着や郷土愛を醸成するため綾部市の高校生を対象としたまちづくりチームの結成の提案、潜在的に「地域に関わりたい」というニーズを引き出すための条件などについて、調査結果、考察を交えて報告しました。
滋野教授はこれまでの研究活動や学生の活動から見えてきたあやべの魅力や課題について紹介し、学生が考察した結果について補足説明を行いました。

経営学部 松本和明教授による「波多野鶴吉と渋沢栄一」

経営学部 松本和明教授ゼミ学生の発表
綾部市にゆかりのあるグンゼ株式会社の創業者である波多野鶴吉と渋沢栄一の類似した経営思想と、地域振興に関する姿勢について紹介しました。松本和明ゼミの活動報告では、松本教授からの課題に対して、波多野鶴吉に関する文献を読んだ感想と、綾部市の活性化策として情報発信のためのSNSの具体的な利用方法の提案などについて発表しました。
報告を行った学生からは、「今年度は、コロナ禍で現地でのフィールドワークが思い通りにできなかったこともありますが、次年度の活動に向けベース固めを行って行く」と意気込みを感じるコメントがありました。また、参加者からは「次年度は綾部市でのフィールドワークが活発になるよう願っています」と学生へのコメントが寄せられました。

※本事業は、京都府「人・まち・キャンパス連携支援事業』で採択を受けた「京都産業大学むすびわざプロジェクトinあやべ」の一環として行っています。
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