「京都産業大学むすびわざプロジェクトinあやべ事業報告会」の開催

2月19日、綾部・日東精工アリーナにおいて、「京都産業大学むすびわざプロジェクトinあやべ事業報告会」を開催しました。当日は本学教員によるミニ講座や綾部市でフィールドワークを行っているゼミ学生の発表を行いました。

講座

経済学部の寺崎友芳教授による「人口移動を巡る諸研究から得られる地方創生への示唆」では、実証分析の結果や具体的事例を示しながら定住人口を増やすポイントや起業家精神の溢れる人を惹きつける地方都市のあり方について紹介しました。
現代社会学部の滋野浩毅教授による「今、なぜ“あやべ”なのか?」では、綾部の資源は「人」であり、その人たちの思いや営みを次世代につなげ、普遍的な価値として国内外に広く発信していくことが大切であると論じました。

活動発表

本年度に綾部市内でフィールドワークを行った2つのゼミが綾部市における課題や活性化案を発表しました。
本学経済学部の寺崎友芳ゼミは、あやべ水無月まつり花火大会の経済波及効果の試算結果を発表したほか、観光・中心市街地・空き家・水源の里の4つのテーマについてアンケート調査やインタビューの結果や経済学の考え方を踏まえて課題のプロポーザルを行いました。
本学現代社会学部の滋野浩毅ゼミは、綾部市の高校生、市民、行政と対話するなかで気づいたまちの課題(魅力発見、伝統継承、地元教育、行政の課題解決)を挙げて、市外の学生ならではの解決策を説明しました。

事業成果報告会を終えて参加者からは、「外部からの視点が新鮮だった」、「学生が綾部のことを一生懸命調査し、提案してくれる姿が頼もしく、地域住民がさらに頑張らないと!と元気をもらいました」といった感想が寄せられました。

※本事業は、京都府「1まち1キャンパス事業(大学・地域連携プロジェクト支援)」で採択を受けた「京都産業大学むすびわざプロジェクトinあやべ」の一環として行っています。

①経済学部 寺崎友芳 教授による講座
②現代社会学部 滋野浩毅 教授による講座
③滋野ゼミ学生による発表
PAGE TOP