日本文化研究所主催シンポジウム「日本書紀の成立と記事の虚実」を開催しました

2020.02.21

1月13日(月・祝)、日本文化研究所の公開シンポジウム「『日本書紀』の成立と記事の虚実」が開催されました。2020(令和2)年は、日本に伝存する最古の正史『日本書紀』が成立して1300年にあたります。本シンポジウムは、『日本書紀』に関して、最先端の研究成果を発表している2人の研究者を中心に、講演、パネルディスカッションを行いました。当日は、約140名の来場を得ました。
まず本学 森 博達 名誉教授が、言語学の立場から『日本書紀』の編さんをいかに捉えることができるか、『日本書紀』区分論の手法を駆使して発表されました。次に滋賀県立大学 田中 俊明 名誉教授が、古代朝鮮史研究の立場から、『日本書紀』の朝鮮半島記事がどのように形成されたか、依拠史料とされる百済三書との関係も含め講演されました。パネルディスカッションでは、吉野 秋二 教授(文化学部・日本文化研究所兼務所員)のコーディネートにより、久禮 旦雄 准教授(法学部・日本文化研究所兼務所員)、池田 昌広 准教授(外国語学部)のコメントも交え、学際的な議論がなされました。

日本文化研究所所長・並松 信久教授
森 博達 名誉教授による講演
田中 俊明 滋賀県立大学名誉教授による講演
パネルディスカッション①
パネルディスカッション②
パネルディスカッション③
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