世界問題研究所主催「第8回学生ワークショップ」開催

2018.12.01

2018年12月1日(土)、本学13号館にて、世界問題研究所主催による学生ワークショップが「解体と再構築の時代~平成の価値観を振り返る~」をテーマとして開催されました。この催しは今回で第8回目であり、学部を超えた学問の論考の場として世界問題研究所が提供しています。

午前の部では、まず学生統括が「死という無意味さからの生の肯定」と題した基調講演を行いました。続いて5名の学生が、「北方領土と歴史」、「離婚の経済的影響」、「地域警察官の職務満足度へ影響を与える要因は何か?」、「無限を数える」、「細胞死による体の解体と再構築」というテーマで経済学部、理学部、総合生命学部、法学部らの学部生・留学生・大学院生が研究発表を行いました。また、昼休憩には卒業生を招いて「自身の職業に『世界』を感じる瞬間」をテーマに座談会を行い、在学生からも積極的な質問が数多くあがりました。

午後の部ではディスカッションテーマとして6つのテーマを設定し、「死」、「美」、「家族」、「ジェンダー」、「政治」、「欲求」に分かれ、これらのテーマから平成の価値観を振り返る試みがなされました。今回は平成で生まれ育った学生らの意見を出し合うことで、学生の主観それ自体が平成の価値観を知るためのひとつの方法であると位置づけ、議論を行いました。

文系理系を超えて他学部と交流する機会はなかなか無いので、このような機会を今後も積極的に作っていくべきだと思いました。あまり普段考えないテーマについての意見を多くの人からいただけた有意義な時間でした。

世界問題研究所 若泉敬記念基金「学生ワークショップ」
学生統括 野田 繭子(法学部 法律学科 3年次)

基調講演
学生による研究報告
卒業生による座談会
学生ワークショップの様子
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