京都産業大学と井手町の交流拠点「むすび家ide」完成
2017.03.11
本学が連携協力包括協定を締結する京都府綴喜郡井手町で、地域活性化に向けて様々な取り組みを行っている「京都産業大学井手応援隊」の取り組みをさらに発展させるため、井手町内の空き家を改修した交流拠点「むすび家ide」が整備されました。
本学と井手町は地域社会の発展と人材の育成を図るため、2013年に連携協力包括協定を締結。人口減少に悩む井手町の定住人口と交流人口を増やすことで地域を活性化させようと、経済学部 大西辰彦ゼミの学生らを中心に「京都産業大学井手応援隊」として井手町と一体となって井手町の魅力発信イベントなどのさまざまな取り組みを行ってきました。
井手町によって整備された「むすび家ide」は、「学びと交流の場」をコンセプトに町内の小中学校と連携した寺子屋の実施や、地域の方々が交流するコミュニティスペースとして活用されるほか、京都産業大学の学生・教員の教育研究活動拠点として、地域の現場で学ぶ学生の人材育成を行う予定です。
改修にあたっては、井手応援隊の学生が役場関係者などと共にワークショップを行い、改修方法や活用方法について検討したほか、家具や荷物の運び出し、畳や障子の張り替え作業などの改修作業にも参加しました。
「むすび家ide(むすびやいで)」という名前も井手応援隊の学生が命名し、地域と大学のさまざまなものを「むすんで」、新たな価値を「うみだす」拠点となるようにとの願いが込められています。
3月11日(土)には完成お披露目式が行われ、汐見明男 井手町長、大城光正 学長をはじめ、井手応援隊の学生らが出席。学生が手作りした「むすび家ide」の看板が汐見町長と大城学長の手によってかけられました。
汐見町長からは「これまでの活動をさらに発展させ、学生の若い力で定住人口の拡大を期待している」、大城学長からは「井手応援隊を中心に、『むすび家ide』が井手町と京都産業大学をさらに強く『むすぶ』場として、井手町の活性化に貢献できれば」と期待が述べられました。
また、井手応援隊の学生によるこれまでの活動に関する発表や、参加した関係者や地域の方々を対象に、空き家活用に関する講演会や京都産業大学茶道研究部によるお茶会、落語長屋による落語会も開催されました。