益川塾 第9回シンポジウム開催

2016年12月18日(日)、神山ホールにおいて、京都産業大学益川塾 第9回シンポジウム「科学がいま、おもしろい! ~地球と宇宙、生命の未来~」を開催し、約700名が参加しました。

益川塾頭をはじめ宇宙航空研究開発機構(JAXA)シニアフェロー・教授の川口 淳一郎 氏、キャスターで2017年4月に本学現代社会学部客員教授に就任予定の吉川 美代子 氏による「楽しい科学、未来へのメッセージ」をテーマとしたトークセッション、さらにパネルディスカッション、益川塾頭と高校教諭による特別セッションを行いました。

トークセッションで益川塾頭は、「不思議だと思ったときに分析して考えることが大切。そうすることで必ずヒントが出てくる。」、川口氏は、「わからないことに右往左往していることが楽しい。答えが出てしまうと面白くない。そういう気持ちを持ってほしい。」と熱く高校生に語りかけられました。

神山ホールロビーでは、日頃の研究成果を発表するポスターセッションを実施し、28校42チームの高校生が集結しました。高校生が、各ブースにおいて、研究内容の説明を行うとともに来場者からの質問に熱心に答え、会場は終始賑わいを見せていました。また、益川塾の塾生(博士研究員)も参加し、未来の研究者である高校生に問いかけるなど活気あふれる交流を図りました。

パネルディスカッション「科学と宇宙、生命のこれから」では、パネリストに益川塾頭、川口氏、早稲田大学教授・生物学者の池田 清彦 氏、本学神山天文台長の河北 秀世 理学部教授をお迎えし、吉川氏をコーディネーターとして実施しました。
吉川氏の巧みなコーディネートによる後押しもあり、シンポジウムは盛況に幕を閉じました。

ポスターセッションにて益川塾頭に研究活動を説明する高校生
トークセッション「楽しい科学、未来へのメッセージ」
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