生涯学習 むすびわざ講座「未来を開く出土資料—中国古典再発見—」開催

2016.01.09

1月9日、むすびわざ館において、生涯学習むすびわざ講座公開コース「未来を開く出土資料—中国古典再発見—」を開催しました。
文化学部 草野 友子 講師が、20世紀後半以降、中国各地で中国古代思想史の空白を埋める、紙以前の被写素材である竹簡(竹を細長く切った札)や帛書(絹の布)などの出土資料が相次いで発見されていることや、これらの出土資料、孫子や老子、論語の古典解釈に与える影響を説明しました。
講義の中では、実際に講師が訪れた博物館等の写真を交えた投影資料や、「銀雀山漢墓竹簡 孫子兵法」等の竹簡の複製品を、参加者が興味深く見入っていました。
参加した約50人の受講生からは、「レプリカであっても出土品を見たり触れたりでき、大変参考になった」「文字について改めて興味が増した」「中国古典に対する認識を改め、その奥深さの一端を知ることができた」といった感想が寄せられました。
老子の竹簡の出土資料について説明する草野講師
竹簡の複製品を手に取る参加者
PAGE TOP