「現代の東アジア情勢の中における日韓関係」、「沖縄問題の現状と日米関係・東アジア」
報告者 | 鄭在貞氏(ソウル市立大学校教授)、ロバート・D・エルドリッヂ氏(在沖縄米軍海兵隊外交政策部次長) |
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開催日時 | 2014年11月26日(水)15:00〜18:00 |
開催場所 | 京都産業大学 第2研究室棟第1会議室 |
概要
まず、韓国から招聘した、鄭在貞ソウル市立大学教授(前北東アジア歴史財団理事長)による講演『現代の東アジア情勢の中における日韓関係』が行われた。これに対しゲスト・コメンテーターとして参加した、在沖縄米軍海兵隊外交政策部次長ロバート・D・エルドリッヂ氏による詳細なコメントが行われ、これをふまえて、日韓関係を取り巻く歴史的な環境や、現在両国間に生起する様々な問題について、出席者全員で活発な議論が行われた。
特に、韓国が経済・政治・外交・文化などの面で急速に台頭している中で、日韓政治関係がこれほどに悪いのはなぜか。これには構造的要因があるのか、それとも、これからの関係者の行動によって改善されうるのか。慰安婦・強制労働・竹島・65年問題など多義にわたる問題にどう対処すべきか。長期的歴史的視点をもつことによって、対応に変化がでうるのか。―――などの諸問題について、議論が白熱した。事柄の性格上コンセンサスをだすということではなかったが、様々な視点の議論を掘り下げて行うことができた。
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鄭在貞氏による講演 -
ロバート・D・エルドリッヂ氏
によるコメント -
会場の様子