第2回研究会「ナチズム期における学問と政治:マルティン・ハイデッガーとカール・シュミットを例として」
開催日時 | 2013年9月18日(水)14:30〜17:30 |
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開催場所 | 京都産業大学 神山ホール3階 第2セミナー室 |
報告者 | ラインハルト・メーリング(ハイデルベルク教育大学教授) |
報告の概要
今回の研究会は北海道大学ドイツ氏研究会との共催で開催されました。ハイデルベルグ教育大学のラインハルト・メーリング教授をお招きし、「ナチズム期における学問と政治」について、マルティン・ハイデッガーとカール・シュミットに焦点を絞ってご講演いただきました。ハイデッガーとシュミットは、共にアカデミズムに身を置きつつもナチス政権と深い関係を持った点で共通しているが、大雑把に両者を「同じ」存在と一括りにするのではなく、両者の間の違いに焦点を置くことの重要性が確認されました。特に、法と国家の問題により深く携わるシュミットとナチズムとの間にはより密接な関係があった反面、ハイデッガーの追究していた純粋に学問的な哲学に対してはナチズムはそれほどの関心を示さなかったという好対照が明らかになりました。
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東郷所長による挨拶
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メーリング氏による講演
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古賀氏によるコメント
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会場の様子