第1回研究会「サイバーセキュリティの構築に向けて:現状と課題」

報告者 岩本 誠吾(法学部)
開催場所 壬生キャンパス むすびわざ館4F会議室
開催日時 2012年6月27日(水)15:00〜18:00

報告の概要

 法学部の岩本誠吾氏に「サイバーセキュリティの構築に向けて」と題しご報告いただきました。はじめに、従来の戦場(陸・海・空・宇宙)に加わる新たな領域として「サイバー空間」が位置づけられ、その特徴として非殺傷性、非破壊性、非侵入性、行為者の多様化、行為目的の多様性があげられました。次に、サイバー攻撃のさまざまな事例が紹介され、上記の諸特徴が確認されました。また、このような事態に対し、米国は「軍事的対応を行う権利を留保」しつつ米豪や米韓といった二国間協力での対策を検討していること、日本では「サイバー空間防衛隊」創設に向けた取り組みが進められていることが紹介されました。国際的な取り組みとして、国連総会での「地球規模のサイバーセキュリティ文化の創造」決議やインターネット・ガバナンスの概念が取り上げられ、その中で米ロ間に対立が生じている点が論じられました。最後に、今後の課題として、サイバー犯罪に関する国際的法的枠組みが個別事例にどう適応できるかの状況分析が必要になると指摘されました。

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