「地域限定旅行業務取扱管理者」試験の合格者に聞く!
—自分の好きなことを大切に

2021.12.22

資格勉強のために使ったテキストを持っている島田さん
京都産業大学経営学部には、学部での学びだけでなくさまざまなことにチャレンジする学生がいます。今回は「地域限定旅行業務取扱管理者」の試験に合格した経営学部 2年次 島田 和哉(しまだ かずや)さんに取材をしました。地域限定旅行業務取扱管理者とは、旅行会社において「旅行取引の総合責任者」として活躍するために必要な資格の一つです。今回島田さんが受けた試験は「地域限定」ですが、他にも「国内」「総合」と3パターンの旅行業務取扱管理者資格があります。旅行業界では唯一の国家資格であるこの資格は、旅行業界への就職を志す学生や社会人まで老若男女問わず人気だそうです。
(学生ライター外国語学部 3年次 瀬戸 うた)

Q, 資格取得を目指したきっかけは?
入学当時コロナ禍の影響で予想外の大学生活が始まり戸惑うこともありましたが、自分を見つめ直す時間を持つことで、何かに挑戦しようと考えました。元々旅行が好きなので、旅行に関する資格を探していたところ「地域限定旅行業務取扱管理者」を見つけました。自分の好きなことだったので頑張ることができたと思います。

Q, いつから勉強を始めたのですか?
試験の半年前からすきま時間に楽しみながらテキストを読み独学で勉強をしていました。元々勉強が得意という訳ではないのですが、毎日机に向かって1分は勉強すると決めてメリハリをつけながら続けていました。4月からはオンライン講義の受講を始め、ひたすら過去問を解いていました。オンライン講義は要点をまとめた短い動画だったので効率よく勉強を進められたと思います。7月頃には過去問で9割の正答率になっていたので9月の本試験は自信をもって臨めました。
「内容自体は自分の好きなことに関連するものなので気楽に勉強できたのが良かった」と話す島田さん
Q, 経営学部では何を学んでいますか?
1年次では経営の基礎、いわゆる土台となる部分を学びました。そして2年次からは宮永ゼミで自分の興味のある分野における社会問題について研究しています。地元でのボランティア活動を通して「地域を盛り上げたい」という想いを持っているので、3年次からは「地域活性化」について研究を進めていきたいと考えています。

Q, 学びの中で今回の資格取得の際に生かされたことはありますか?
経営や戦略に関する勉強をしているため、「この旅行会社ではこのような経営戦略が使えるな」という考え方ができました。資格試験には出てきませんが、将来旅行会社で働くことになるとこのような考え方が必要になると思うので、そういった点で経営学部やゼミでの学びが生かされたと思います。

Q, 今後の目標を教えてください。
今回は「地域限定」でしたが、次は「総合」の試験を受けたいと考えています。資格を持っているだけでは意味がなく、やっとスタートラインに立てたと考えて、これからさらに自分の得意な分野を磨いていきたいです。就職活動の時期が迫っているので、マナーに関する知識やパソコンスキルなども身に付けて成長していけたらと思います。

Q, 在学生へのメッセージをお願いします!
自分のやりたいことや好きなことがあることはとても大事だと思います。私の場合「旅行が好き」というきっかけで資格取得までたどり着くことができました。自分の好きなことを楽しむ時間を大切にこれからも学生生活を楽しみましょう!

資格取得で終わるだけでなくさらに先を見ていて、自分の「好き」という気持ちを原動力に行動しているのが素晴らしいと思いました。実際に行動することをためらってしまうこともありますが、新しいことに挑戦することで充実した生活を送ることができると思います。私も好きなものや興味のあることを突き詰めて自分の力に変えていきたいです。
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