本ゼミのテーマは「持続可能な発展とソーシャル・ガバナンス」です。環境問題や社会問題を引き起こさず、なおかつ経済的にも“豊か”な社会とは、いったいどんな社会なのでしょうか？ 企業、政府、NPO・NGOがどのように行動し、連携すれば、そのような社会が実現できるのでしょうか？ 経営学はもちろんのこと、それ以外のさまざまな学問分野の知識も学びながら、こうした問題について考えていきましょう。

「徒弟制」でも「自由放任制」でもなく、教える側と教えられる側が共に学び共に育つ「共育制」が、本ゼミの基本コンセプトです。そして、不透明でタフなこれからの時代を生き抜くのに必要な「個の力」を鍛える、というのが本ゼミの基本ポリシーです。環境問題や社会問題の解決に関心がある学生を歓迎します。

本ゼミの最終目標はただ一つ。「ゼミ生全員が卒業論文を書くこと」です。そのイメージを持たず、何となく本ゼミを選んだ学生は、学年が進むにつれ後悔するかもしれません。しかし不安や心配は無用です。本ゼミで、みなさんは自由な学びの中で個の力を磨き、その集大成として卒論を完成させます。そしてその傍らには、同じように個の力を磨く仲間がいます。そうした環境で生まれるゼミ生同士の絆は、ただ心地よく“群れている”だけの集まりでは決して味わえない、特別でかけがえのないものとなることでしょう。