【情報理工学部】<共創チャレンジプログラム活動報告#3>暗号と情報セキュリティシンポジウム2025にて発表
2025.05.08

家平 和輝さん(先端情報学研究科博士後期課程・2年次)、小笹 靖泰さん(情報理工学部・4年次)、辻 匠吾さん(情報理工学部・1年次)は、デジタル製作・研究共創チャレンジプログラムの支援を受け、2025年1月28日~1月31日に福岡県で開催された暗号と情報セキュリティシンポジウム2025(SCIS2025)に参加し、Bluetooth通信の安全性に関する研究成果を発表しました。
研究では、Bluetooth通信における安全性を検証し、不正な攻撃の影響を分析しました。まず、Bluetoothの通信プロセスを学び、過去の研究を参考にしながら実験方法を検討し、その後攻撃の影響を実験で確認し、安全な通信を確保するための防御策を考案しました。研究成果は論文としてまとめ、本シンポジウムにて発表しました。
家平さんらはIoTセキュリティのセッションで発表を行い、企業の技術者や他大学の学生との意見交換を行いました。発表後には研究内容に対する質問を受け、異なる視点からの意見を得ることで、研究の課題や今後の方向性について改めて考える機会となりました。今回の活動を通じて、研究を進めるだけでなく、発表の準備や質疑応答を通じて自分の考えを整理する力を養うことができました。また、学会発表を経験することで、研究の意義を再認識し、今後の研究活動に対する意欲を高める機会となりました。
活動に際して苦労した点・ 失敗した点など
論文提出の直前まで十分な研究成果が得られず、ギリギリまで実験を繰り返さなければならなかったことが大きな課題となりました。実験環境の構築やデータ取得に時間がかかり、計画通りに進まず、締切直前まで結果をまとめる作業が続きました。
また、初めて後輩を指導しながら研究を行うにあたり、タスクの割り振りや進捗管理の難しさを実感しました。研究の意図や背景を伝え、スムーズに作業を進めてもらうための工夫が必要でした。
また、初めて後輩を指導しながら研究を行うにあたり、タスクの割り振りや進捗管理の難しさを実感しました。研究の意図や背景を伝え、スムーズに作業を進めてもらうための工夫が必要でした。
活動に際して工夫した点 ・良かった点
今回の研究では、限られた時間の中で効率的に進めるため、作業の役割分担を意識しました。後輩には実験への参加と論文に使用する図表の作成を担当してもらい、先輩は研究の方向性を定めながらデータの分析や論文執筆を進めました。後輩に研究の背景や手法を説明する過程で、自身の理解が整理され、研究の意義を改めて見直す機会にもなりました。
また、研究の進め方について意見を交わすことで、異なる視点からの気づきを得ることができました。一人で進める場合と異なり、相談しながら進めることで、実験の方法や論文の構成についてより適切な選択ができたと感じています。お互いに知識を共有しながら研究を進めたことで、研究の質の向上にもつながりました。
また、研究の進め方について意見を交わすことで、異なる視点からの気づきを得ることができました。一人で進める場合と異なり、相談しながら進めることで、実験の方法や論文の構成についてより適切な選択ができたと感じています。お互いに知識を共有しながら研究を進めたことで、研究の質の向上にもつながりました。
活動や発表を通して成長を感じた点
先輩の立場からは、活動や発表を通して、マネジメント力の向上と説明を通じて自分の考えを整理する力の向上を実感しました。後輩と研究を進めるにあたり、作業の割り振りや進捗の管理を行う必要がありました。研究の全体像を把握しながら、どの作業を任せるべきかを判断し、適切にサポートすることで、研究を円滑に進める力が身についたと感じています。また、研究の背景や手法を後輩に説明する中で、自分の考えを整理し、わかりやすく伝える力が向上したと感じます。説明を通じて理解が曖昧な部分に気づき、改めて整理し直すことで、研究への理解も深まりました。
後輩の立場からは、先輩の研究に参加させてもらったことで論文の探し方や読み方、また実験にも関わらせていただいたことで大学在学中に行う研究のイメージが鮮明になり、自分の研究したいテーマ、またそれに必要な知識と技術がより鮮明になり、自身のモチベーションにもつながりました。
後輩の立場からは、先輩の研究に参加させてもらったことで論文の探し方や読み方、また実験にも関わらせていただいたことで大学在学中に行う研究のイメージが鮮明になり、自分の研究したいテーマ、またそれに必要な知識と技術がより鮮明になり、自身のモチベーションにもつながりました。
今後の展望について
今後の展望として、研究の継続と今回の活動の共有を通じた学部全体の研究活動の活性化を目指しています。
研究面では、今回の研究で得られた知見をもとに、より多くのケースを検証し、Bluetoothの安全性について研究を通して理解してきたいと思います。また、今回の成果を活かしながら、今後の研究につながる新たな視点を見つけ、より実用的な対策の検討を進めていきます。
また、この活動の内容について学部内で広く共有し、研究に興味を持つ学生が増えるよう働きかけていきたいと考えています。研究の進め方や学会発表の経験の大切さを伝え、学部全体の研究活動がより活発になることを目指したいと思います。
研究面では、今回の研究で得られた知見をもとに、より多くのケースを検証し、Bluetoothの安全性について研究を通して理解してきたいと思います。また、今回の成果を活かしながら、今後の研究につながる新たな視点を見つけ、より実用的な対策の検討を進めていきます。
また、この活動の内容について学部内で広く共有し、研究に興味を持つ学生が増えるよう働きかけていきたいと考えています。研究の進め方や学会発表の経験の大切さを伝え、学部全体の研究活動がより活発になることを目指したいと思います。
後輩に向けたメッセージ
研究に参加し、学会に足を運ぶことは非常に重要な経験になります。授業で得られる知識は基礎として大切ですが、研究に参加することで、知識のアウトプットに繋がり授業などで学んだ知識の定着に繋がります。また、学会など学外のイベントに参加することで、学外の研究者や企業の技術者と交流する機会を得られます。こうしたつながりは、自分の視野を広げるだけでなく、今後の研究や進路選択にも大きく影響を与えるものです。授業だけでなく、積極的に学外の世界に触れることで、新しい発見や学びが生まれます。研究に少しでも興味があれば、ぜひ積極的に参加してみてください。


活動概要
チーム名 | IoTデバイスハッククラブ |
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メンバー※ | 先端情報学研究科博士後期課程2年次 家平 和輝さん 情報理工学部4年次 小笹 靖泰さん 情報理工学部1年次 辻 匠吾さん |
アドバイザー教員 | 情報理工学部 井上 博之 教授 |
イベント名 | 暗号と情報セキュリティシンポジウム2025(SCIS2025) |
開催日程 | 2025年1月28日~1月31日 |
開催場所 | リーガロイヤルホテル小倉 (福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-2) |
関連リンク |