【先端情報学研究科】博士後期課程の学生が日本音響学会で学生優秀発表賞を受賞!
2025.04.15
2024年9月に関西大学にて開催された日本音響学会第152回(2024年秋季)研究発表会において、先端情報学研究科博士後期課程1年次※の滝沢 力さん(平井研究室)による研究発表が学生優秀発表賞に選ばれ、2025年3月18日に表彰されました(※年次は発表時のものです)。滝沢さんの発表は、人間の口での発音機能を最大限活かした口真似音声を基に効果音を合成する、いわゆる生成AIに関する研究内容についてでした。音声や音楽を生成する技術は多数あれど、環境音や効果音を生成する技術はまだそれほど有名ではありません。

その上、滝沢さんの手法は、言語情報を一切使わずに口真似の音声のみ用いる処理の点でも特有のものと言えます。発表では、その方法論や合成結果を示すだけでなく、このような合成音の評価手法が確立されていないことなどを考察として言及しました。それらの内容が評価され、学生優秀発表賞に選ばれた模様です。なお、滝沢さんの発表は2024年9月の第152回研究発表会にて行われ、表彰は2025年3月の第153回研究発表会(埼玉大学で開催)にて行われました。


発表論文概要
発表論文 |
言語非依存な口真似データセット構築と口真似のみからのTransformerによる効果音合成
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論文著者 |
滝沢 力(先端情報学研究科博士後期課程・1年次※)
平井 重行(情報理工学部 教授) |
発表学会 |
日本音響学会 第152回(2024年秋季)研究発表会
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受賞内容 | 学生優秀発表賞(音声部門) |