【情報理工学部】第29回FDフォーラムにて平井教授と伊藤准教授がアクティブラーニング科目について講演

2024年2月23日(金・祝)、24日(土)に開催された、第29回FDフォーラム(主催:公益財団法人大学コンソーシアム京都)において、情報理工学部の平井重行教授と伊藤慎一郎准教授が講演を行いました。講演は、フォーラムの中で、第7分科会のテーマ「大学授業でICTでALしよう!」において行われ「グループワークによるデザイン演習科目でのオンラインツールの活用」と題し、情報理工学部の科目「インタラクションデザイン論」でアクティブラーニングとしての実施形態やツールについて紹介するものでした。

情報理工学部の「インタラクションデザイン論」(3年次・秋学期配当科目)は、何かしらのテーマに沿ってデザインの歪みを分析して、リ・デザインすることを目的としてグループワークで取り組む科目です。様々なスキルや得意分野がある学生がグループ内で役割分担しつつ、フィールドワークやプロトタイピングなどを通じて、デザイン内容を具体的な形に落とし込んでいくものです。スマートフォンアプリやwebサービスを試作するグループや、3Dプリンタなどで具体的なモノを試作するグループなどが出てきます。

講演では、この科目において、グループワーク向けのコミュニケーションツールにDiscordmiroを活用しており、それらの特徴や使い所について(授業内容とは切り離して)紹介し、学生の取り組み方や科目としての成績評価の仕方についても言及しました。クラウドサービスやデジタルツールを利用するには、学生側への導入のきっかけや、教員側のいろいろなテスト・準備なども必要ですが、グループワークを対面・遠隔のハイブリッドな形でも実施可能にするなど、今時の授業参加の形や運営方法を実現してくれます。ツールの選択は学生のPC利用スキルや好みにも依存する話ではありますが、様々な大学・分野でも参考にしてもらえれば幸いです。

講演の様子

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