京都産業大学ギャラリー 特別展「源氏物語の世界」室町・江戸時代の写本や屏風絵、あそびの道具から源氏物語の鮮やかな世界に触れる

2024.10.15

京都産業大学ギャラリーは2024年10月21日から、特別展「源氏物語の世界—よむ・みる・あそぶ—」を開催します。NHK大河ドラマの題材となり再注目される源氏物語の世界を、絵画やあそびの道具から紹介します。

【本件のポイント】

  • 平安時代中期、紫式部によって書かれた源氏物語が、千年を越えて読み継がれてきた背景には、多くの人々によって書き写され、屏風その他の絵画に表現されたこと、また香道の組香や貝合せの画題にみられる「あそび」などを通して庶民にも受容されてきたからと言える。今回の特別展ではそれらの資料を展示し視覚的な側面から源氏物語の世界を紹介する。
  • 所蔵する大覚寺以外では初展示となる室町時代に伏見宮貞敦親王が寄合書として筆写させた『源氏物語』五十四帖のうちの六帖や、狩野光信様式と位置付けられる檀王法林寺所蔵の「源氏物語図屏風」、投扇興や貝合せなどの「源氏あそび」の品々を展示する。また「蒔絵硯」(高陽院跡)や「車輪」(仁和寺院家跡)などの考古資料、10年ぶりの展示となる当ギャラリー所蔵「源氏物語図草花図扇面貼交屏風」を合わせて公開する。
  • 関連イベントとして「講演会①」では家塚 智子氏(宇治市源氏物語ミュージアム館長)が葵、賢木(さかき)の巻を主に取り上げて解説する。また江戸時代に源氏物語がどのように庶民へと広まったのか、雲岡 梓氏(京都産業大学文化学部准教授)が「講演会②」で解説する。さらに臨地講演として当ギャラリー学芸員が宇治十帖の舞台となった宇治の名跡を案内する。

リリース日:2024-10-15

特別展「源氏物語の世界ーよむ・みる・あそぶー」

開催日時 2024年10月21日(月)~11月30日(土)10:00~16:30
※水曜のみ13:00~16:30(入館受付16:00まで)
休館日 日曜・祝日
但し、10月27日(日)・11月23日(土・祝)は開館(10:00~16:30)
場所 京都産業大学ギャラリー(京都市下京区中堂寺命婦町1-10 むすびわざ館2階)
入館料 無料
主催 京都産業大学ギャラリー

講演会①『源氏物語』をよむ・みる・あそぶ —葵、賢木の巻を中心に—

日時 2024年10月26日(土)13:30~15:00(開場13:00)
場所 むすびわざ館ホール(京都市下京区中堂寺命婦町1-10 むすびわざ館2階)
講師 家塚 智子氏(宇治市源氏物語ミュージアム館長)
入館料 無料
定員 先着200人(要事前申し込み:むすびわざ館Webサイトから)
その他 オンライン配信有り(定員90人)

講演会②江戸時代の『源氏物語』 —江戸の庶民は『源氏物語』をどのように読んだのか—

日時 2024年11月23日(土・祝)13:30~15:00(開場13:00)
場所 むすびわざ館ホール(京都市下京区中堂寺命婦町1-10 むすびわざ館2階)
講師 雲岡 梓氏(京都産業大学文化学部准教授)
入館料 無料
定員 先着200人(要事前申し込み:むすびわざ館Webサイトから)
その他 オンライン配信有り(定員90人)

【臨地講演】『源氏物語』宇治十帖の地をめぐる

日時 2024年11月9日(土)10:00~15:00
内容 [順路]宇治橋東詰 ▶ 宇治市源氏物語ミュージアム ▶ 宇治上神社 ▶
宇治神社 ▶(昼休憩) ▶ 平等院
参加費 1,600円(拝観・観覧料)
定員 先着20人(要事前申し込み:むすびわざ館Webサイトから)
その他 現地集合、雨天決行、昼食は各自ご用意ください。
お問い合わせ先
内容について:京都産業大学 ギャラリー
〒600-8533 京都市下京区中堂寺命婦町1-10
Tel.075-277-0254

取材について:京都産業大学 広報部
Tel.075-705-1411
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