講演会「蒔絵が紐解く日本文化の神髄」を開催しました

2024.10.16

2024年9月28日(土)むすびわざ館ホールにて、2024(令和6)年度ミニ展示の関連イベントとして講演会「蒔絵が紐解く日本文化の神髄」を開催しました。
 
下出 祐太郎氏(京都産業大学文化学部教授・下出蒔絵司所三代目)を講師に迎え、日本が誇る伝統工芸である蒔絵や、漆の歴史について講演いただきました。ウルシは東アジアに植生を持ち、それぞれの国に漆の工芸文化が存在します。なかでも日本は世界最古の漆の出土品を有し、世界的に日本を代表する工芸として蒔絵漆器をjapanと称します。その由来を紹介し、現代に伝わる蒔絵の超絶技巧が支える文化について触れていただきました。
漆の精製について説明をされる下出先生
プラチナを用いた蒔絵の説明をされる下出先生
参加者の方からは「京都の伝統に裏打ちされた美意識として誠に高度な技法・技術に驚きと感動を覚えた」、「普段知り得ない“うるし”の世界を知れてよかった」などの感想が寄せられました。
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