香川県小豆郡土庄町で2023年度 域学連携交流事業を開催!
2024.01.10
「京都・土庄 むすびわざ大学」
2023年11月26日(日)、本学が包括連携協定を締結している香川県小豆郡土庄町と共催で「京都・土庄 むすびわざ大学」を土庄町立中央公民館で開催し、約200名が参加しました。
今回が5回目の開催となる本イベントでは「京都産業大学と土庄町の1日キャンパス開催!」をテーマに、
黒坂 光 学長(生命科学部 教授)と文化学部 石川 登志雄 教授(ギャラリー室長)による講演会と子ども向け催しの「科学体験」を実施しました。
講演会(於:大ホール)
講演1(13:00~13:30)
黒坂 光 学長(生命科学部 教授)が「新型コロナウイルス感染症と対策:これまでと今後の展望」と題して講演しました。新型コロナウイルス感染症は5類に移行し、対策は個人の判断に委ねられるようになったものの、感染症として脅威であることは変わりないことを感染症の歴史にふれて解説しました。
新型コロナのワクチンの効果については、副反応・副作用についても検証しつつ、ワクチン接種により世界中で新型コロナによる死者数が大きく抑えられていること等を最新の研究統計をもとに説明しました。
講演2(13:45~15:00)
文化学部 石川 登志雄 教授が「地域文化遺産の活用と地域活性化」と題して講演しました。京都の大規模寺院等で文化財遺産のデータベースを構築した経験を持つ石川教授は、今回の講演にあたって土庄町より提供された史資料及び事前に視察した土庄町文化施設の状況をもとに「土庄町文化財デジタルデータベース」を作成し、解説しました。
土庄町の文化遺産は思いのほか豊富でバラエティーに富むことに注目し「小豆島は瀬戸内海一、文化が凝縮している島、瀬戸内で「しま」と言えば「小豆島」、珠玉の文化島(ぶんかじま)=「小豆島文化」と名付け、島ワードを紹介しました。例えば富丘八幡の海桟敷、肥土山歌舞伎・虫送り等を「島祭」と表現。地域文化遺産の活用のためにこのような島ワードを作り、アピールすることも地域活性化に繋がると提案しました。
また、文化の振興+観光の振興+地域の活性化が好循環をもたらすことにもふれ、博物館機能を備えた文化施設の整備を町と住民が一緒になって取組むことの必要性も伝えました。
土庄町の文化遺産は思いのほか豊富でバラエティーに富むことに注目し「小豆島は瀬戸内海一、文化が凝縮している島、瀬戸内で「しま」と言えば「小豆島」、珠玉の文化島(ぶんかじま)=「小豆島文化」と名付け、島ワードを紹介しました。例えば富丘八幡の海桟敷、肥土山歌舞伎・虫送り等を「島祭」と表現。地域文化遺産の活用のためにこのような島ワードを作り、アピールすることも地域活性化に繋がると提案しました。
また、文化の振興+観光の振興+地域の活性化が好循環をもたらすことにもふれ、博物館機能を備えた文化施設の整備を町と住民が一緒になって取組むことの必要性も伝えました。
アンケート結果から
「黒坂学長、石川教授のお話しが凄く良かった」、「島内に重要な文化遺産が複数あることに改めて気づいた」、「小豆島文化をみつめていきたい」等、満足したという回答が多数寄せられました。
子ども向け催し
科学体験(於:中会議室)(12:45~15:00)
むすびわざ大学の子ども向けの催しとして、本学サイエンスコミュニケーション研究会「サングラス」による「科学体験」を実施しました。会場ではこのイベントを楽しみにしていた子ども達約50人が参加し、スライム作り、人工いくら作り、空気砲の3つの体験を楽しみました。
アンケートからは「子どもと学生の方との交流機会はあまりないのでありがたかった」、「はじめてする体験ばかりで子どもたちがとても喜んでいました」等、満足したという感想が多く寄せられました。
アンケートからは「子どもと学生の方との交流機会はあまりないのでありがたかった」、「はじめてする体験ばかりで子どもたちがとても喜んでいました」等、満足したという感想が多く寄せられました。
(土庄町主催)「子どもフェスタ」(於:土庄体育館)(9:00~12:00)
「むすびわざ大学」開催日の11月26日(日)午前中は、土庄町主催の「子どもフェスタ」が土庄体育館で開かれ、現代社会学部 濱野 強 教授と濱野ゼミ生(3年次)が協力しました。濱野ゼミ生が企画したゲームや遊びに、このフェスタを心待ちにしていた子どもたち約25人が参加し、楽しい時間を過ごしました。