理学部宇宙物理・気象学科談話会 世界初の惑星分光観測衛星「ひさき」に関する研究成果を詳しく解説!
2023.11.14
京都産業大学理学部では、学生や一般の方が理学の最先端の研究内容に触れる機会を提供するために、定期的に談話会を開催しています。今回は、数々の惑星の環境に関する知見を解明してきた惑星分光観測衛星「ひさき」に関して特別ゲストを招き、「ひさき観測衛星から太陽系の惑星探査へ」をテーマに、分かりやすく解説します。
【本件のポイント】
- 惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)は地球を回る人工衛星軌道から、金星や火星、木星などを遠隔観測する世界初の惑星観測専用の宇宙望遠鏡。惑星から届く極端紫外線(EUV)(※)を観測することで、太陽風との相互作用による大気流出機構やプラズマ環境の変化などの解明を目的とし、今後の研究成果などが注目されている。
- 京都産業大学は、創設者の荒木俊馬博士が宇宙物理学・天文学の研究者であったことから、開学当初より宇宙物理学および天文学の教育・研究に力を入れている。本学の神山天文台を活用し、日々、宇宙や地球における物理現象に迫っている。
- 本談話会では、「ひさき」で観測された太陽と惑星環境のこれまでの観測結果をベースに、将来の太陽系の惑星探査計画について、⼈⼯衛星に搭載する極端紫外光観測の開発に数多く携わっている、「ひさき」プロジェクトマネージャーの⼭崎 敦氏(宇宙航空研究開発機構)に分かりやすくお話いただく。他の惑星だけでなく、地球の歴史にもつながる内容について学生や一般の皆様に知っていただく機会を提供する。
※極端紫外線:紫外線の中でも特に波長の短いもの。惑星からの大気の流出を観測するには最も適しているが、地上では大気に吸収されるため、観測できなかった。
リリース日:2023-11-14
理学部宇宙物理・気象学科 談話会
題目 | 「ひさき」観測衛星から太陽系の惑星探査へ |
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講師 | ⼭崎 敦 氏(宇宙航空研究開発機構(JAXA)) |
日時 | 2023年11月22日(水) 14:00 ~ 16:00 |
場所 | 京都産業大学 天地館2階T205教室 (京都市北区上賀茂本山) |
対象 | 一般、学生 |
申込 | 不要(参加費無料) |
- お問い合わせ先
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京都産業大学 広報部
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
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