教育プログラム支援制度「学内報告会」を開催しました
2023.12.11
11月9日(木)、教育プログラム支援制度学内報告会(令和4年度採択プログラム)を開催しました。
教育プログラム支援制度は、本学の教育の質向上を目指し、授業科目の開発・運営、正課の授業に係る基礎調査や試行的取組等のFD活動に対する支援を行う制度です。本制度では、特定の科目、学部等での取組が他の科目、他学部でも活用できるといった全学展開が可能な試行的、発展的な活動を支援することにより、全学的な教育力向上に資するような波及効果のある取組を支援することをねらいとしています。
この学内報告会は初めての試みで、スチューデントコモンズにて、開催しました。本制度の支援を受けた2名の教員から、取り組まれてきたプログラムの実施内容や成果を報告いただきました。
まずは、情報理工学部の棟方 渚 准教授から「観光者の行動誘導による混雑解消の試み」をテーマとしたプログラムについて説明いただきました。
写真展に来場された鑑賞者の屋内の回遊行動を対象として、各展示室(7箇所)における粗密制御を行うアプリケーションを開発し実験を実施された中で、全行程を、研究室所属の学生らとゼロから組み立てて運用したこと等の苦労やそこから得たこと、波及効果等について説明がありました。
次に、生命科学部の西田 貴明 准教授から「大学の地域資源を活かす課題解決教育プログラムの開発」をテーマとしたプログラムについて説明いただきました。
スマートフォンの生き物調査アプリ」と生態系機能評価システムを組み合わせ、学生等のスマートフォンによる生物多様性モニタリング手法を設計し、大学構内の植生データベースの基盤を構築する中で、実施の背景や現在の取り組み状況、今後の予定等について説明がありました。
当日は、黒坂光学長をはじめ、20人の教職員が参加し、報告された先生への質問も活発に行われました。


