2023年10月8日（日）、臨地講演会「鈴木康久教授と歩く京の河川一鴨川・高瀬川一」を開催しました。京阪三条駅をスタートし、高瀬川、廣誠院、三条大橋、四条大橋を経て五条大橋を目指す本企画では、随所で特別講師である鈴木康久先生（本学現代社会学部教授）の解説を盛り込み、京の河川への興味と関心を一層深める機会となりました。

鴨川は京都市内の南北を流れ、市民の憩いの場として親しまれています。しかし過去に幾度となく氾濫した川でもあり、人々の暮らしに寄りそうとともに、時として牙を剥く存在でもありました。高瀬川は江戸時代初期に角倉了以によって開削され、京都—伏見の水運に用いられていました。高瀬川は鴨川高水敷を流れるみそそぎ川から二条大橋の下流付近で取水しています。
今回の臨地講演会では、鴨川・高瀬川を歩き、高瀬川一之船入南に位置する非公開寺院 廣誠院の見学を行いました。参加者からは、「興味深い話がたくさん聞けてとても面白かった」「知識でなく考えることが出来た」などの感想をいただきました。

京都産業大学ギャラリーでは今年度、全5回の公開講座（臨地講演会・講演会）を実施します。
次回は12月9日（土）に嵐山を会場とし、臨地講演②「京都・能楽ゆかりの地をめぐる」を開催予定です（申し込み受付 11月22日（水）11：00～）。
詳しい情報につきましては、下記リンクよりご確認ください。皆さまのご参加をお待ちしております。

• 2023（令和5）年度 京都産業大学ギャラリー公開講座 臨地講演②「京都・能楽ゆかりの地をめぐる」