京都産業大学情報理工学部 伊藤 慎一郎准教授らがSDGsの達成に向け「Global Goals Jam Kyoto / Keihoku 2023」を開催

2023.09.25

~里山と寄り添うものづくりの持続的な在り方から
 アイデアを生み出すワークショップ~

    京都産業大学情報理工学部 伊藤慎一郎准教授は、一般社団法人パースペクティブ、FabCafe Kyotoと共同で持続可能な開発目標SDGsの達成に向けたGlobal Goals Jam Kyoto / Keihoku 2023(GGJ)(※)を企画し、京都京北地域で、気候風土に根差したものづくりや、それらを育んできた森、里山と寄り添うためのテクノロジーの在り方をテーマに、未来へのアクションをプロトタイピング(試作)する市民参加型の合宿型ワークショップを開催します。

    ※Global Goals Jam

    2016年に国連開発計画とアムステルダム応用科学大学が主体となって始めた国際的なイベントで、SDGsの達成に向け、グローバルな視点で持続可能性を考え、ローカルな課題解決のアイデアを生み出す2日間の市民参加型ワークショップ。デザイナー、プログラマー、エンジニア、研究者、学生など、様々な人がクリエイティブな発想や力を持ち寄り、SDGsへ貢献する世界規模の取り組み。世界中でこれまで200以上のイベントが開催され、8000人以上が参加し、1000以上のアイデアが生み出されている。京都では2018年から実施され、伊藤慎一郎准教授がプロジェクトを担当。2023年は、「行為循環型のモノづくり」を通して、人と自然の健やかな関係性が再構築されることを理念とする「一般社団法人パースペクティブ」とデジタル工作機械を備えたカフェ事業を展開する「FabCafe Kyoto」と共同で実施する。

    【本件のポイント】
  • 京都の京北地域では、面積の9割が森林を占め、豊かな森林資源と山々が生み出す清流などの自然環境に恵まれている。また、ものづくりの素材となる木を植えることから循環するものづくりの仕組み作りに取り組んでおり、2022年に開催したGGJでは「京北のものづくりと森づくりの接続」をテーマとしたプロジェクトを実施した。
  • 過去3年間、コロナ禍の影響からリモート併用で実施していたが、今回は初の合宿形式での開催。今年3月に旧京北第三小学校内にオープンした、木工を中心とした「つくる」を実践できるシェア工房「ファブビレッジ京北」にて、「里山」を舞台に、フィールドワークの中で生物多様性・素材とものづくり・森と都市の関係性について考えながら、グループワークを通じて未来に向けたアクションを具体化するためにプロトタイピングする。
  • 当日は京北に移住した若手の木工職人や、川や森で自然や生物との豊かな関わり方を実践するフリースクールの生徒、デジタルファブリケーションとデザインを学ぶ学生などが集まり、さまざまなアイデアを生み出し具体化していく。本イベントをきっかけに仲間を広げ、SDGsの具体的なアクションにつなげていく。
リリース日:2023-09-25
日時 2023年9月30日(土)~10月1日(日)
場所 ファブビレッジ京北(旧京北第三⼩学校内)
(京都市右京区京北上⼸削町弾正 27)
対象 一般市民
定員 16人 ※すでに募集は締め切っております。
運営 京都産業大学情報理工学部 伊藤 慎一郎准教授
京都産業大学情報理工学部 伊藤 慎一郎研究室 学生2人
共催 一般社団法人パースペクティブ、FabCafe Kyoto
協力 森田 敦郎(大阪大学 人類学研究室)、フリースクールマナビノ
※詳細は「Global Goals Jam Kyoto / Keihoku 2023」Webサイトをご参照ください。

お問い合わせ先
京都産業大学 広報部
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-1411
kouhou-bu@star.kyoto-su.ac.jp
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