京都産業大学神山天文台は、３月１６日付けで博物館法（※）が定める「博物館相当施設」の指定を受けました。これにより、現在実習先が不足して困っている科学館や天文台等での学芸員を目指す学生（他大学を含む）の新たな受け入れ先になります。

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 ※博物館には、博物館法で指定された「認定博物館」「博物館相当施設」と指定されていない「博物館類似施設」がある。認定博物館は、設置主体が地方公共団体、一般社団法人、公益社団法人、一般財団法人、公益財団法人、宗教法人、日本赤十字社、日本放送協会のいずれかである必要があるため、大学法人は設置者要件のない博物館相当施設への指定が可能。日本全体の約８割は博物館類似施設。

【本件のポイント】

• 「認定博物館」あるいは「博物館相当施設」に指定されると、博物館実習（学芸員課程の必修科目）の正規実習先になることができる。近年、本学において、科学博物館や自然史博物館、公開天文台、プラネタリウムなどへの就職を目指す理系学生が増えていることから、科学博物館として「博物館相当施設」に指定される意義は大きい。
• 令和５年度から博物館実習を開始予定。現在、京都市内で認定博物館や博物館相当施設に指定されている科学博物館は「京都市青少年科学センター」のみのため、京都の学生は大阪府や兵庫県の科学博物館を選ぶなど実習先に困っている現状がある。
• 神山天文台は、京都市内２８施設目、京都市内の大学９施設目の博物館相当施設となり、科学博物館に限定すると関西の大学で初の指定となる。本学では、２０１６年にむすびわざ館に設置している「京都産業大学ギャラリー」が博物館相当施設に指定されており２施設目の指定となる。

リリース日：2023-03-23

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